第3篇 愛おしい嘘

世界の全ては嘘で出来ている


僕は毎日仮面を着けて

自分の心を押し隠す


社会という枠組みに

まらなければ生きづらい

ただそれだけのこと


心をさらけ出して生きられるのは

おとぎ話の中でだけ


けれど

おとぎ話ではない世界で

見知らぬ相手に心をくばるその嘘が

たまらなく美しく輝き愛おしい


世界は優しい嘘で回り続ける

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