雨がただ静かに

雨の日は習い事が休みだ


小さい頃は身体を動かした方が

脳の発達に良いとか

冒険心を培うとか

断れない親の言い分で


君が好きな読書は

後回しになってしまった


習い事の友達が

キライな訳ではない


ただ静かな時間が好きな君は

自然に読書に辿り着いただけだ


主人公に自分を重ね

読み進めていた冒険


その冒険の続きが

開かれるのを

雨がただ静かに

君の帰りを待っている

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