引き際
いよいよ、会社を去る時が近づいてきた。本社のKによる、嫌がらせは度を過ぎてきた。この営業所に、他の所長を配属するという荒技だ。しかも新宿の先輩だ。一つの営業所に、2人の所長がいる。やりづらい。しばらくして、今度は八王子行きと告げられた。年下の所長の下でやってくれ!という。とりあえず、役職の重みから解放された。が、そこの年下の所長は、最悪なヤツだった。部下の数字は、自分の数字にするヤツだった!その頃、携帯も普及し始めていた。九州に葬式で帰っていた俺の携帯が鳴った!ヤツからだ。帰省先まで電話してきて、何の用だろう?何かあったかな?携帯に出ると、要は今月の数字を貸してくれませんか?という内容だった。
えっ、何なんだ!何なんだろう!この男は?
俺は、ようやく会社を辞める決断をした。
こんなヤツの下では、やってられない。
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