第296話 母のこと

2024.5.12

第一回の「賭け」か終わった。

人工授精終了。

思ったよりあっけなかったw


今日は母の日。

何も贈らない代わりに電話をした。


ネガティブなことばかり言われ、しまいには子どもはまだかと言われた。


今時、そんなこと言う人いないよと言ってしまったが、何とも言えない感情に苛まれた。


子どもは何のために産むのだろう。

エゴ?


親に孫を見せるためだけに産むのなら、それは違うだろう。

しかし、母は「もう(自分は)年だから早く子どもを」と言う。


私は、病気のことは母には話していない。

3年前の自殺未遂事件のことももちろん話していない。

知ってるのは義母だけだ。


こんな病気で、子どもを持つこと自体がどう転ぶかわからないのに、何もわからない人間は平然と言葉という武器を振りかざす。


病気のことなんて話したところで理解はしてもらえない。一生、誰にも言わないつもりでいる。

私の病気を知ってるのは、旦那と義母だけだ。

あとはフォロワーの皆様w


母に子どもの話をされて、ゲンナリというか、電話しながら動悸が止まらなくなった。


別に、傷ついたわけでも、何でもない。

だけど、動悸が止まらなくなった。

急にそんなこと言われたから?


子どもができないのは、私が悪いの?


結婚したら、子どもを作らないといけないの?


子どもに恵まれない人は、そうやって後ろ指差されながら生きていくの?


子どもはまだ?


孫はまだ?


お子さんはまだ?


まだ?

まだ?

まだ?


母は一人ぼっちだから早くいなくなりたいと言った。


まぁ罵詈雑言を浴びて育ってなければ、母の近くにいたかもしれない。

2人の姉たちも、私も、遠いところにいる。


因果応報、「一人ぼっち」は自分がしたことの結果だろう。


私も、こんな病気だし、キレイなうちに早くいなくなりたいなぁ。













  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る