第259話 私の芝生は何色
2023.10.3
もう10月だ。今日は受診だった。
大して話すこともないけど、鬱っぽい感じは否めない。
受診がとても面倒くさい。疲れてしまう。電車で20分。そこから歩いて15分。
そこまで遠くはないはずなんだけどなぁ。
そして、障害者手帳を申請することにした。ドクター的には、3級くらいなら通ると思う、とのこと。
税金も安くなるしね、、、
というか、この病気で働くことを制限されてしまってるのだから、税金くらい安くなってくれ。
障害者手帳、ちょっと抵抗もあるけど。抵抗がないといえばそんなことはない。
フェイスブックで、昔の同級生が幸せそうにしてたり、バリバリと頑張ってる様を見た。
それに比べて、私は何だろう。
バリバリ働けば鬱転して、かといって家のこともちゃんとできるわけじゃない。子どももできない。
役立たずだ。
旦那にとっては、私なんてお荷物以外の何物でもないだろう。
せめて子どもができれば、、、とも思ったりするが、まぁ甘くはない。
もし明日私がいなくなっても、何も変わらない日常だ。
私は、このまま一生誰かを羨みながら生きていくのだろうか。
いいな、いいな、羨ましいな、と思いながら生きていくのか。つらい。
人となんて比べる必要ないのに。でも比べてしまうのは、人間の悲しい性だろうか。
隣の芝生は青い、なんて誰かがうまいこと言ったもんだ。
私にとっては、ずっと皆の芝生が青いままだ。
私の芝生は、何色なんだろう。
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