第6話 So,so

2022.4.25


今日も何とか無事に生き抜いた。


私は保育園で看護師をしている。

元々は看護師としてのスタンダードなキャリア形成という感じで、病院で働いていた。


でも、人間関係や業務負担、夜勤で睡眠サイクルがバグりまくって、働けなくなった。


診断が付いたのはついこの前。

だけど、鬱と躁はずっと前から繰り返していた。


躁については、大学4年間で4回引っ越しをしたり。夜中に公園の遊具で遊び狂って職務質問されたり。


「割とぶっ飛んでるけど、まぁ普通」くらいの認識でいた。

それが躁だとは思わなかった。


そんな感じで、躁モードで元気な時に職場を移り、数ヶ月してだんだん鬱モード→休職or退職の繰り返し。


もう正職員で働くのは諦めて、非常勤で2つの職場を掛け持ちして週4〜5日働いている。


職場は、おそらく10回以上転々としている。


鬱と躁が混ざって、ココロはどん底、カラダは元気みたいな時もあるのが厄介で、酒と薬を煽って、自分を奮い立たせていた時もあった。

美味しいお酒なんて、飲んだことないよね……


ホントは、看護師として大成したかったんだけどな。

こんな病気なので、保育園でぼちぼち働くくらいしかできないんよね。


だから、バリバリ働く大学の同期とか見ると切なくなる時もある。


でも、頑張ると鬱やら躁やらに傾いてしまう。

「ほどほどに頑張る」のが難しい私だ。


例えば、1ヶ月のお小遣いをもらったら、普通なら計画立てて月末まで過ごすところを、私は最初の1週間くらいで使い切っちゃうような。


そんなイメージ。


たまに、いや割と頻繁に、


こんな人生。って、ぶん投げたくなる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る