クラス対抗戦④
やはりわかってはいたがこれはかなりきついぜ。
マグマがフロアを溶かしきるのが先か俺が赤竜を倒すのが先か。
おそらくこのままだとフロアが溶かされる方が早い。
ならばフロアの一部を壊してそこにマグマを落とせばいい。
バキバキバキバキバキバキ。
赤竜「なるほど確かにそれならフロアは溶かせれなくなるだが
お前が使えるフロアが小さくなるぞ。」
和樹「知ってるさ、こんぐらいのハンデをあげねえと面白くないんでな。」
赤竜「おのれ竜種である我を愚弄をしおって。
我が一撃を持ってしてお前を滅さん。」
【赤竜の息吹】
スウウウウウウウウウウヴォオオオオオオオ。
赤竜「ふ、やったな。予想外に苦戦したが所詮は人間などこの程度。」
和樹「やってくれるじゃねえか。やられたら倍返ししねえとなあ。」
赤竜「ばっ馬鹿な。我が魔力を全て込めた息吹で火傷すらしないなど。」
和樹「なあに、ちっとばかし頭を使っただけだ。
さっき壊したフロアの破片を腕を振るった振動で浮かせてお前が息をする間に吸い込ませてお前の肺にダメージを与えた。
その肺のダメージによって放出できる空気の量を減らすことによって
【赤竜の息吹】の威力を落とさせたんだよ。
その【赤竜の息吹】のなり損ないごときじゃ俺にダメージは与えれねえぜ、赤竜よ。」
赤竜「ははは。我が強さを測れなかったのはお主が我などよりずっと強かっただけか。
最強種の一角として驕りすぎたのが我が敗因かな。」
和樹「さあな、だが一つだけ言えることがある。
それはなどのみちお前じゃ俺には勝てないっつうこった。
さて今楽にしてやるよ。」
和樹はそういうとゆっくりと赤竜の方に歩き出し手刀で赤竜の首を掻っ切った。
システム音:ログの処理完了によりタイムラグが治りました。
春山和樹が赤竜を討伐したことを確認。
春山和樹に称号【竜殺し】を与えます。
春山和樹がレベルアップしました。
和樹「さ〜てこっからはワイバーンでも乱獲するか〜。
赤竜と比べたらあいつらまとめてかかってくるだけの雑魚だしな。」
そう言いながらかずきは散歩でもいくような足取りで121階層に行きワイバーンを倒しまくること1時間。
【竜殺し】の称号レベルを最大値である100レベルまで上げ140階層へ続く階段を下っていった。
現状確認クラス対抗戦の攻略(ソロ)
1位Sクラス春山和樹(139階層)
2位Aクラス豪炎寺太郎(90階層)
3位Cクラス獅童渉60階層)
4位Bクラス鎌瀬狗(35階層)
5位タイDクラス天乃光(33階層)
Eクラス刃牙紘太(33階層)
Fクラス石畳了(33階層)
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