隙(あらば)自(作品)語(り)シリーズ第拾壱弾カクヨムコン9編

 第9回カクヨムWeb小説コンテストの異世界ファンタジー部門に応募している『ドラゴンのいる異世界を、じいちゃんと』(以下、異世界じじまごと表記)の振り返りをやっていく隙あらば自作品語りシリーズ略して『隙自語』シリーズの第拾壱弾です。


 この作品、最初はMFブックスのコンテストに向けて書いていました。公開日が2023年の8月25日になっているのはそのためです。こむら川さんに『明日はドラゴンとなり、ところによりにわかあめが降るでしょう』という短編を流したのですが、こちらを出発点としてドラゴンの設定を煮詰めていって、異世界じじまごの原型が完成しました。煮込み始めた段階の作品が第二回アキテン(偽)の『ゴーステディ』になりますね。


 https://kakuyomu.jp/works/16817330662529361045


 作者としては中盤以降から(決闘が始まった辺りから)だんだん楽しくなってきました。竜帝パートは構想段階から書きたかった箇所なので、おそらく一番筆が乗っています。歴とした『異世界』のファンタジーを書くのが初めて(※TGXはゲームの世界のため)で、序盤の色々はだいぶ手探りで書いていますが、お楽しみいただけたでしょうか。


 異世界じじまごは、竜帝パートを除いて「とにかく明るく! テンポよく!」を心がけていきました。これまで書いてきたもの(主にZSG関連の作品陣)がわりと暗くて、救いようのないバッドエンドが前提になっていた向きがあるので、今回こそは何が何でもハッピーエンドへ着地させたかった。じいちゃんすげー!


 考えれば考えるほど浮かんでくるのはバッドエンドルートばかりで、本編に採用したルートは友人からの案を採用して自分なりに噛み砕いたものとなります。ありがとうございます。自分にはミライをさらなる地獄に叩き込むルートしか思いつかなかったよ……。メーデイアさんのエサにされるとか、目の前でキサキちゃんを壊されるとか。嫌すぎるだろ。


 個人的にはキー坊VS竜帝でキー坊のとった戦法が気に入っています。好きな箇所やキャラがあったら応援コメントにお願いします。


 クライデ大陸に関しては、まだ語れるネタが残されています。アスタロト関連とか、じいちゃんの父の呪いの真相とか、繭の話とか、他の都市の話とか、キー坊の婚活とか。


 この辺はもしご縁があって、書籍化の運びになったら、続刊でちょこちょことお出ししていけたらいいかなーなんてポワポワ思っていますが、まずは読者選考ですね。皆様からの応援をお待ちしております。すでに評価していただいている方々、ありがとうございます。とっても嬉しいです。通過してほしいな!


 竜帝の母親であるところのライトさんがアスタロトの手によって転移してきたあとの物語は、何かのコンテストや賞に合わせて書けたらいいな、とネタを練っています。今年もきっとたくさんのコンテストが開催されると思うので、その時に。


 あとはじいちゃんとパイモンさんの過去編とか、早苗さんがじいちゃんと付き合うために猛烈アタックを仕掛けていく話とか、サナエさんがメイドとして成り上がっていく快進撃とか、明日とキサキちゃんの二人の物語とか……ネタは尽きませんね! これが読みたいというのがあればこれもまたコメントください。

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