第12話【レンチンソードリッター蜂起!チンギン・シブチーンからレンチンの街を解凍せよ!】

第12話【レンチンソードリッター蜂起!チンギン・シブチーンからレンチンの街を解凍せよ!】


皆様おひさしゅう御座います。マヨ様の専属護衛メイドのカタリーベに御座います。

もっとお話ししたくございましたがそうもいかぬようでござい〼

では後ほど。


~レンチンの街~

【レンチンの街】そこは街主ガイシュチンギン・シブチーンが直接統治する私物化された街である


「チンギン・シブチーンを打倒せよ!」

ある日一人の男が言い放った。

「街主侮辱抵抗罪である!」

その男は瞬く間に捕らえられた。


【レンチン公開処刑広場】

男に裁判などなされるはずもなく民衆の見守る中

(千切り大根の刑)処された。文字通り千切り大根のようにカットされたのだ。

しかも男には妻と娘もいたが連座制が適用され同刑が処された。

チンギン・シブチーンに逆らうということはそういうことだった。


変化が訪れたのはマヨ・カラアーゲによるレンチン解凍戦線の蜂起である。


「圧政を敷くチンギン・シブチーンからこのレンチンの街を解凍する事こそが唯一の道である!皆剣を取り立ち上がれ!正義は我らにあり!」

マヨが檄を飛ばすと民衆は興奮気味に

「「「「「「うぉおおおおおおおおおおおおお」」」」」」

と歓声をあげた。


カタリーベでござい〼この時のマヨ様はご自分自身を囮にされていらっしゃいました。チンギン・シブチーン等の監視は釘付けに御座いました。


【チンギン・シブチーンレンチン街主邸】

「ふん。レンチン解凍戦線?笑わせる...ポッと出の小娘と烏合の衆に何が出来ようか?」

「こんばんは!烏合の衆のレイトー・ピッツァです!お命戴きに参りました。」

「狼藉者が!」

シブチーンが抵抗の姿勢をとる前にレイトーの剣がシブチーンの胴と首をセパレートしていました。

「解凍完了!」


レイトーよりシブチーンの首級シルシが送られてきました。

普通ならば晒し首に処すのが常道でありましたがマヨ様は一言

「丁重に葬りなさい。」

とだけ申されたのです。


この振る舞いは悪行の報復に悪行で返さない人格者の振る舞いとして周囲への高評価を得たのでござい〼


ともあれ【レンチンの街】は解凍されたので御座いました。

今宵はここまでに致しとうござい〼

(つづく)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る