第2話【騎士王女マヨの逃亡】

マヨ様は父君であらせられる国王陛下の命によって地下牢に投獄されたのでございます。

申し遅れました。私は侍従護衛メイド軽装歩兵の【カタリーベ(18)】と申します。

と言う訳でわたくしのお仕えするのはマヨ様であって国王陛下ではありません。

一刻も早くマヨ様を解放して差し上げましょう。


-ガチャリトナッ!-


「誰か?」

「マヨ様お静かになさって下さい見張りの兵たちはわたくしがその辺のメイスで撲殺しておきましたので今のうちにお逃げください。私もお供します。」

マヨ様がお口をあんぐりとされていらっしゃいますが、今は時がありません。


-ハラパンチ❕-

「グハッ!」

よっこいっしょ!

マヨ様を担ぎながら城門の兵士たちを鎧ごとぶっ飛ばしたり貫いたりして強行突破いたしました。

ちょっとつかれましたね。


~こうして警備の手薄(?)なソイソース王国地下牢を脱した私とマヨ様は逃亡の旅に出ることとなったのです。今宵はここまでに致しとうございます。~


(つづく)

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