第16話

俺も滅多に焼肉なんて行かないので、

最後に行ったのがいつかは忘れた。

家族にプラス、彼女が加わり、

賑わいながらの外食になった。


「シンジと付き合ってくれる女の子がいるなんて!しかもこんな可愛いお嬢様なんて...!!さ、もっと食べて」


息子に対して随分な言われ様だが、

俺はカルビを頬張っていて幸せだったので

別にそんな物言いは気にならなかった。

氷室さんと隣り合わせに座り、

まぁ、彼女が美少女であり、着ている服も上質で他の女の客より

目立っていたので、自ずと視線を集めていた。


なんだか照れ臭いながらも、

家族団欒だし、氷室さんも楽しそうだった。


「美味しい!」って

連呼しながら頬張っている姿がとても可愛かったのでした。


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