第8話ライブの準備
ジャネットは女性に対して相手が美人と
言われたので急に不機嫌になった
亮はジャネットの顔を見て真剣な顔で聞いた。
「ジャネットはミュージカル
女優を目指しているんですよね」
「そうよ」
「オーディションは厳しいですか?」
「亮、コーラスライン観た事ある?」
「ありますよ、4年前に」
「あんな感じよ、とても厳しくて
ドンドン落とされている」
「そうか・・・、ジャネットは
何処まで行った事ありますか?」
「最終選考まで行った事あるけど」
「落ちた理由は?」
「声が小さい、踊りも小さい。
いっぱい、いっぱいダメなの」
ジャネットは涙を浮かべてヒステリック叫んだ
「声と踊りね」
亮は腕を組んで考え込むと答えた。
「そうか、ジャネットお父さん声が大きい?」
「うん、身体も声も大きい」
「ちょうど良い、ブルックの声が
出る漢方は一緒に使えます」
「うん」
「それと子供の頃、樹から降りられなくなって
股関節を傷めたかもしれない」
「どうしてわかるの?」
「あはは、昨日ジャネットを抱いてわかった」
ジャネットは自分の恥ずかしい
姿を思い出して顔が赤らんだ。
「ジャネット、そこのソファーに座ってください」
「えっ、はい」
ジャネットは不思議な顔をしてソファーに座った
「横になってジーンズを脱いで」
「えっ?うふふ。ここでするの?」
ジャネットはうれしそうにジーンズを脱いで
ローライズのショーツ姿でうつ伏せになり
亮が近づくとジャネットは亮の首に
手を回し軽くキスをした。
「ジャネットS〇Xじゃなくて
股関節を見て治療します」
「治療?亮はお医者さんも?」
「ううん、理学療法士」
亮はジャネットの下半身の筋肉の様子を丁寧に見て
「やはり右足と左足の長さが違っていて
腰に負担がかかっています。
時々腰が重くなるでしょう」
「はい」
「左足が少し短いので右足を上げるとき
バランスが崩れるんです」
「はい、その通りよ」
「じゃあ、治しましょう」
「治るの?」
「はい」
亮はジャネットの腰から下の
ストレッチをしてそれから治療を施した
「長さが揃いました。左右の筋肉の
付き方が均等じゃないので
後はトレーニングしてください」
亮はトレーニングの方法を詳しく説明した
「あっ、そうか」
亮は日本の女性の多くもジャネットと
同じ悩みを抱えていると思った。
「やはりトレーニングジムが必要かな?」
そう独り言を言った
「亮。ありがとう、ちょっと痛かったけど」
「ジャネットは歌を唄う時、緊張で声帯を縮めてしまって
声が小さくなってしまうんです。それを薬で治しましょう」
「ありがとう」
ジャネットは亮にキスをすると身体を預け
亮をソファアに倒し、自分でパンティを下ろした
「お願い抱いて、股間をいじられたら興奮しちゃった」
亮の股間を強く握った
「亮の記憶が戻ったから、
もう私のところへ来ないわよね」
「はい、日本に帰らなきゃいけないし」
「そうよね」
亮の上に乗ったジャネットは
涙をこぼし亮の顔に上に落とした。
「ごめんね、ジャネットでも一宿一飯の
恩は忘れない、君を幸せにする」
亮は服を脱ぎ全裸になって両手を合わせて
目を閉じ精神を集中した
「どうしたの?」
亮は目を開きジャネットの目を見つめると
ジャネットは全身の力が抜けた
「身体が動かない」
亮は右手をジャネットのすでに濡れている
股間に当てると
ジャネット身体が釣り上げたばかりの魚のように
痙攣を起こし始めた
「あう」
ジャネットの身体は次第にまるで
バイブレータのように小刻身体を
震えさせた
亮は立ちあがってスーツの上着の
コンドームを取ろうとすると
ジャネットは亮を止めた。
「お願いつけないで、私は病気を持っていないから。
お願いあなたを感じさせて」
「はい」
亮は戸惑うとジャネットは微笑んだ。
「ピルを飲んでいるから大丈夫よ」
ジャネットは微笑んで亮の巨大化した
肉棒を濡れた部分に挿入すると
ジャネットは悲鳴を上げた。
「あふ、大きい」
亮の鍛えあがられた肉体の激しいピストン運動で
ジャネットは何度もいってしまった
亮は気を失ったままのジャネットに上着をかけると
薬の調合を始めそのレシピをノートに書き込み
亮はブクッルに電話をかけた
「ブルック、出来ました。会えますか?」
「OK、今朝のトニーの店にいるわ」
「今からジャネットと向います」
「待っているわ」
亮はジャネットの体をゆすって起こした
「ジャネット起きてください」
「良かったよ」
ジャネットは涙を流しながら亮に抱きついた
「これって、なんて言うS○X?」
「あはは、気功であそこから気を放出するんです。
試したのは今日が初めてですけどね」
「凄かったわ、身体が燃え上がるかと思ったわ」
「そうか、徳川流に中国の気功か。なるほど」
亮は独り言を言った
「ジャネット。ブルックのところへ行きましょう」
「そうか、忘れていた」
ジャネットは慌てて服を着た
亮とジャネットがトニーの店に着くと
バンドの四人が楽器弾いて
亮はそれを見て驚いた
「亮、まずいわよ」
「僕もそう思う」
四人組は黒人の中年の男だったからだった
「これじゃロックは唄えない」
「うん」
「ジャネット、リー」
ブルックが歌を止めて手を振って
ステージから降りてきた
「どうですか?」
亮は心配そうに質問した。
「はい、10曲が決まって今楽譜を書いているわ」
ブルックは何も気にしていない様子で答えた
「ねえ、ブルックちょっと外へ出ない」
ジャネットがブルックの肩を抱えた
「うん」
「ちょっと休憩しましょう」
ブルックはトニーたちに言った
亮とジャネットとブルックの三人は
近くのマクドナルドに入り
ジャネットはすぐにブルックに話をした
「ねえ、ブルック。バンドは彼らで良いの?」
「はい」
ブルックは返事をして目を伏せた
「彼らはジャズバンドでしょう、ロックなんて無理よ」
「分かっているわ、ジャネット」
「ブルックこのままじゃ、明日は難しいよ」
「でも、彼らやる気満々よ」
ブルックは自分の本音とは別に
お世話になったトニーたちを
かばうように言った
「そんな事言ったって、バンド次第で
お客の乗りが変化するわ。せっかくの
チャンスなのに・・・またジャック・チョウの女になるの?」
ブルックは返事を出来ずに黙っていると
「ブルックすぐにロックのバックバンドを探そう」
亮はブルックの肩を叩いた
「でも・・・・」
「大丈夫僕が彼らに話します」
「違うのよ亮、私バンドを雇うお金が・・・」
「分かりました、僕が何とかします」
「本当?」
「それくらいのお金は持っています」
「キャー」
ブルックは亮抱きついた。
「誰に頼もうかな」
ブルックは腕を組んでミュージシャン
仲間のバンドを思い浮かべた。
「ブルック、どうせなら腕の良い
プロのバンドを頼みましょう」
亮は出来るだけいい音を出すバンドが欲しかった。
「どうすればいいの?」
「私、音楽事務所に聞いてみるわ」
ジャネットがあちこちに電話をかけて聞くと
次々に断られた。
「亮、駄目だわ」
「ジャック・チョウに手を回されたかも
知れませんね、ブルック」
「ええ、あの男ならやるかもしれません」
ブルックがそう言って溜息をついた。
亮はブルックが悩んでいる間にシンディに電話をしていた。
「シンディ、プロのロックバンド知りませんか?」
「どうするの?」
「明日、ライブをする人のバックバンドを
お願いしたいので・・・」
「うふふ、モニカから電話をさせるわ」
シンディが電話を切るとすぐに
モニカから電話がかかってきた
「亮!」
モニカが悲鳴を上げた
「やあ、モニカ」
「うれしい」
「モニカ、シンディに聞いたんだけど」
「うん、友達がこの前グラミー賞にノミネートされたの、
彼のバックバンド頼むわ」
「受けてくれますかね」
「お友達の歌次第じゃない?」
モニカの電話がしばらく無音でいると
モニカの声が聞こえた。
「OKよ。今夜ロサンジェルス出発するから
明日の朝早くに着くわ。
だから休憩してお昼からリハーサルしましょうって」
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