第6話 初仕事
再び新しい銃を渡され扱い方等教えられると、仕事の時間らしく下のフロアに中東系の男と一緒に降りた。すると白人の男が来て裏口から駐車場に出て早く車に乗るようにと促された。おれは車が好きだが車を見ると普通に車何だけど全く知らないメーカーの車で、BMWの5シリーズに近い感じの車だった。助手席に乗り込み後部座席を見ると中東系の男の足元にマシンガンやショットガンが無造作に転がっていた。車が走り出し狭い路地を白人が荒っぽい運転で走らせて行く、コレから殺し合いに行くのに現実感も無くぼーっとしながら道が悪いのにこの車静かだし乗り心地も良いねー何て思いながら窓から外を見ると相変わらず雨が降りそうな曇り空に古い町並みが広がっていた。まだ混乱してるが考えると沼に向かう前から何も飲んで無い事に気付きそうすると水が飲みたくなり白人に喉が渇いたと言うと「どうせ死ぬんだからいらねーだろ」と言われ腹が立ったのを覚えている。しばらく車は走り続け気付くと広大な農耕地帯になり細い脇道に逸れるとちょっとした待避所みたいな場所が有り車が泊まった。中東系の男に行くぞと言われおれは金の入ったリュックサックを背負って中東系の男と歩き出すと向かい側の少し離れた場所に泊まっている車から男が2人同じ様に降りてコチラに向かってくる。相手と5m位の所で中東系の男が止まりおれは更に進み相手と1,5m位の所で向こうが「よお今日は良い曇り空だな……」と言いながらダンボール箱を地面に置き開けながらキウイフルーツを見せて来た。おれはリュックサックを下ろしチャックを開けて金が見える様に相手の前に置いた。相手は金を数え始めおれは、キウイフルーツを何となく手に取りながら金を見ると見た事ない紙幣だったが1枚壱万円と同等と言う事が何故か勝手に理解出来た。すると相手が突然イキりながら「オイ!2千万って話しだが百万足らねえぞ?どうするつもりだ??」と言いおれは気付けば勝手に口から「テメーこれゼスプリブランドじゃねーだろ!話しにならねーな?このカスッ!!」と出てその瞬間相手の後ろの男が倒れてパンパンと音がして後ろでガシャンとガラスの割れる音がした。ハッとしておれは胸の銃を抜いて目の前の男を撃とうとすると相手も同じような感じで動いていてその瞬間自分の耳横でピュンと音がして相手の男の肘から先が吹き飛び胸にも赤い染みが広がり倒れた。相手の車が急発進で走り去りおれは中東系の男にリュックサックを渡してキウイフルーツと金を車に積んでる間に白人が相手にとどめを刺し一緒に散らばった薬莢を広い集めて車に戻った。車を見るとフロントガラスが割れてヒビが入って見えないので白人が乱暴にバールの様な物でガラスを剥がしたので帰りイスに散らばったガラス片でお尻に刺さって痛かった。会社?に戻り支配人に金とキウイのダンボールを渡して車のガラス割れたと言うと耳に付く高い声で『あっそ!んじゃ向こうに止めといてね明日は14時だからお昼にココに集まって出発ね』そんな感じでおれの初仕事は終わった。長かったが時間にすると2~3時間で全て終わったと思う。
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