第42話山賊に囲まれ

アフール国の領主リエラからお礼がしたいと言われた頭まで下げられていた汰紀流はそのお礼をきっぱりと断りアフール国の裏門から城の塀舌とや領主のリエラのいる前から静かに気配を消して裏門から出ていった汰紀流の姿は誰にも気づかれることはなかったのである。

そしてアフール国を後にした汰紀流はひたすら前に向かって歩き続けていくと目の前に今にも切れかかっている橋が大きな川の上にそびえたっており前に進んでいくにはその橋を渡るしか方法がなかったため、その橋をゆっくりと渡り始めていた汰紀流はその橋が架かっている綱がピッキと小さな音を立てて綱が切れ始める音に敏感だった汰紀流はその橋を急いで渡り始めていくのだった

そして、その橋を渡り終えたときには橋が大きな川の中に向かって真っ逆さまに落ちていく

橋が落ちていることにまるで興味を示さない様子だった汰紀流はその橋を渡ってすぐ目の前に見えていた薄暗い林の中に引き込まれていくように姿が消えていく


林の中を前に向かって突き進んでいた汰紀流はをよそに林の木の上から野生の動物が次から次へと音を立てながらウロチョロしており特に何も変わった様子はなく気にせずに前に進んでいた様子だったが何かの気配を感じたのか林の中にあった叢が大きな音を立ててがさっと音がしたその音が聞こえた汰紀流は林の木の上に飛び乗って当たりの様子を見渡すと草むらの中から山賊達が5人草むらから姿お現す早期の木の上から飛び降りた汰紀流の周りを囲んでいた山賊達は大きな剣や薙刀などの武器を使って汰紀流に襲い掛かる

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