第10話 ルー大柴か?
まず決めたのが呼び名。日常会話に英語、フランス語が混ざる佐藤さんは、ミシェルと呼んでほしいと希望された。
見た目は日本人の小さなおじさんがミシェルとは面白い!!
料理以外の家事全般はミシェルの担当なので
とても助かる。特にゴミの分別はキチンとしててこだわりがある。よりいい仕上がりになるように新しい洗濯機を買い、私のパンティーズを
(パンティーは複数形ならしい)洗ってくれている。
私の仕事の時は駅までお見送り、お迎えに来てくれる。私の乗った電車がホームを出るまで見守ってる姿は、まるでご主人様を待つ忠犬ハチ公のように。
ジェントルマンなのか、買い物したものはリュックにパンパンに詰めて背負ってくれたり
電車ではお席をどうぞと譲ってくれる。
周囲の目は厳しい、お前じゃないだろ的な空気感を感じる。
毎日、膝の痛みにイドメシンクリームを皮膚に塗り込んでくれ、腰痛にはモーラステープを貼ってくれる。寝る前に足にマッサージ機を当ててくれる。
ミシェルが幸せな日常生活を送れるようにサポートしてくれることにとても感謝している。
以前は私がパートナーをサポートする側であったので、逆にそれが私にあってなかったのかもしれない。こんなにも応援されたことは私はない。でも頑張れじゃなくてマイペースでいいんだよ。と寄り添うカタチで。
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