詩集

池口聖也

【いじめ】

朝の登校時や出勤時、どうしても体が動かない・・・


全ての細胞が「学校へ行くな」「会社ヘは行くな」と叫んでいるようだ


心は傷つきドクドクと見えない血液が流れている


誰にも言えず、心だけが壊されていく・・・


毎日のように言葉の暴力を振るわれ、無視され、常に孤独で独りぼっち・・・


家に帰っても無理に笑顔を作り、本心とは真逆の言葉を並べる自分


何のために生きるのかわからなくなり、絶望の沼へと引き込まれる


まとわりつく絶望、恐怖、孤独


日々生命力が奪われ、視界が狭まり、死という一点しか見えなくなる・・・


他者のストレス、嫉妬によってなぜここまで苦しまなければならない・・・


「ふざけていただけ」「からかっただけ」「いじめたつもりはない」


これらの言葉はエゴの押し付けでしかない


それに一度や二度では自死へは追い込まれない


何度も何度も続くから”いじめ”というのだ


死という闇に行ってはならない


残された家族が苦しむだけで何の解決にもならないからだ


家族も敵だという場合でも、なぜ君だけが犠牲にならねばならない


苦しんだだけ、幸せにならなければならぬのが宇宙の法則なのだ


逃げ道はたくさんある


まずは言葉に逃げるんだ


誰でもいい、勇気を出して助けを求めよ




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