兎の目に似ている

あの赤い光は。兎の目に似ている


檻の向こう側から

嗤う顔

歪んだ瞳


ルビーの如く、輝ける瞳

臆病な動物が、

私の顔を映している。


動物はどっち。

檻の格子を掴んで、分からなくなる


君は生きていきたい?

って問いかけた(声もなく)


数十のルビーの瞳輝ける、

白い毛玉のような君の瞳に


臆病な私の瞳が映っている。


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