ドラマ『院内警察』最終話まで見ました！！

最終話で持ち直したよー！！　すごい！！

最終話で失速することはあっても、持ち直すことってあるんですね。すごい……。

【ここからネタバレ】

男主人公の婚約者は……。

病死でも自殺でもなく、筋弛緩剤を盗んだ看護師を見とがめて注意してもみ合った末の転落死、でした。

筋弛緩剤を盗んだ看護師は、可愛くて人当たりがよくてそれ故に患者さんや医師に利用されてしまう看護師ひなたちゃんを守ってくれていた上司の工藤さんでした。

工藤さんが筋弛緩剤を盗んだのは病院やサカキバラ先生への嫌がらせのためで、動機は仕事上のストレス。理不尽に責められることが多くてつらかったみたいです。

病院の院長は治験薬を開発していたベンチャー企業の株を未公開株を入手していたようで、不正取引で警察につかまりました。

地味に決着してて偉い。

サカキバラ先生は一年間の医療行為停止処分を受けたそうです。ちゃんと処分が出て偉い。

男主人公は結局、院内警察勤務続行。

ポニーテールの女医さんの回と最終回は面白かったです。

続編があったら見るかどうかは微妙。

＊＊＊

前の話で『いい人』として描かれていたキャラが悪役キャラだと明かされるのって、微妙な気持ちになるからあんまり好きじゃない。特に医療ドラマは……。

なんか、最終回の犯人が工藤さんって知ったら、ひなたちゃんを守ってくれてありがたい上司という印象が木っ端みじんになってしまう。

ひなたちゃんのお姉さんも、妹を大切に守りながら医師として懸命に働いていると思ってたら、恋人のためにサカキバラ先生のＩＤを勝手に使って治験データ改ざんするし……。

優しいキャラって、基本的にはひどすぎることができない性格だと思うのになー。

妹が大事なら、不正行為に至る前に踏みとどまると思うし、看護師としての矜持があるなら筋弛緩剤を盗んだりしないと思うんだけどなー。

推理ドラマは、犯人が罪から逃れるために必死に偽装しているのはいいと思うんですけど、医療ドラマは命が掛かっている物語だから『信頼できる医療スタッフ』の偶像はあんまり壊して欲しくないなあと感じました。

前の話でいい人キャラだったのに、実はひどいことをしていたとわかったら、見ていた話が茶番に感じちゃうんですよね。

朝ドラ女優さんの不倫を知った後に、朝ドラでいいお母さんを演じているのを見ても微妙な気持ちになるみたいな感じ……。

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