第761話 2023年のウディコン総合順位の理由を考えてみた話。
2023年のウディコン総合順位の理由を考えてみた話です。
異論は認めますー!!
私は2023年のウディコン総合順位、総合15位まではプレイしたプレイヤーの方の多くがエンディングまで到達し、面白かったと思って投票したのだと思います。
総合16位以下の作品は『DLしてプレイしたけれどエンディングまで到達した人数が少なかった』『DLしてプレイした人数が少なかったけれど、少ない人数がエンディングまで到達し、高評価をつけた』ということなのかなあと思って。
総合順位一位の『SIBLINGS』と総合順位四位の『ビャッコーギャモン』のプレイヤーの方の感想を見比べて思っていたんですけど『SIBLINGS』は「お守りがあったからエンディングに到達できた」という声が複数あったと思うのです。
それで、アクションゲーム好きのプレイヤーの方の感想で「難しいかめちゃくちゃ簡単かの二択になって残念だった」というような意見があったので、私は「『SIBLINGS』ををプレイする気になったプレイヤーの方は、ほぼ全員エンディングに到達できるようになっているんだろうな」と思いました。すごい。
一方、総合順位四位の『ビャッコーギャモン』のプレイヤーの方の感想では「ストーリーの続きが見たいのに強敵が倒せない」という声があり、それに対してゲーム制作者の方がとった行動は『うまいプレイヤーのボス撃破動画を見て参考にしてください』でした。
それじゃ意味無いのよー!! 下手なプレイヤーが動画見て一瞬で上手くなれるわけ無いのよー!! と私は思っていました。そもそも『ビャッコーギャモン』の最初の熱いロボ展開で私は無理だったので早々にプレイをやめたんですけど。スパロボ系もうプレイしたくない。
個人的にめちゃくちゃ惜しいと思っているのが圏外の『ロロろくプラス』です。
各街に防衛するユニットを置いて、遊撃部隊と防衛部隊に分けられたら、私でもエンディングを目指して遊べたかもしれないのになあと思って。
とにかく、遠い街まで頑張って移動して、頑張って敵を倒して拠点に戻っている間、また遠い街で敵が発生した時の虚無感がすごい。一回そういうことがあっただけでも心が折れるのに、そんなこと何回も続けていられない……と思ってプレイをやめました。でも、絶対面白いフリーゲームなんですよ。ゲーム制作者様が、プレイヤーの徒労感とか、頑張ったことが報われる喜びについて実感として理解して、ゲーム内に実装してくれたら『ロロろくプラス』は名作フリーゲームと呼ばれるようになると思います。
2023年のウディコンの総合順位が上位の作品は、致命的なバグがほとんどなく、遊びやすかった作品ばかりではないかと感じました。
総合順位六位の『零落と紺碧の海神』の、ゲーム制作者様の全コメント返信を読ませていただいたんですけど、難しくてエンディングまでたどり着けなかったというコメントは一つもなかったです。
総合順位九位の『その日暮らしの冒険補償』は「難しかった」というコメントはあったんですけど、ゲーム内でやることは『保険の依頼を受ける』か『保険の依頼を断るか』というだけの操作で、中盤以降は『薬』や『護衛』等のオプションをつけるか否かという操作が加わるだけなので『操作ができない』プレイヤーの方は皆無だったのではないかと思います。私も『オプションをつけるか否か』という操作が加わったことを見落として、一回プレイをやめているので、そういうプレイヤーの方は少しいらっしゃるかなあと思いました。
総合順位三位の『不屈のスペラ』と総合順位七位の『ウラミコドク』は完全に男性向けのフリーゲームだと思っていたので、上位入賞してすごいなあと思っています。だってほぼ女性プレイヤー捨ててると思うのに。
『メリカと野菜の剣士たち』が総合順位五位なのが、投票した女性プレイヤーが少ないことの証だと思うの……。
だって『メリカと野菜の剣士たち』すごく可愛いのにー!!
野菜で戦うから殺伐としてないし、常においしそうだし。可愛いのに。
殺伐系が好きなプレイヤーの方に、可愛いゲームが好きな私は負けたのです……。
せがわ様のフリーゲームが好きなプレイヤーの方が大量にウディコンに流入してくれたら絶対に『メリカと野菜の剣士たち』の総合順位を押し上げてくれたと思うのになあ……。でも、せがわ様のフリーゲームが好きなファンの方は、せがわ様のフリーゲームしかプレイしてくれないかなあ……。
『プリティアックス外伝 ~斧姫~』が総合順位十位に入ったのはびっくりしました。ウディコンに投票する方の多くが、バカゲー系が好きなのだということが改めて判明。すごい。たぶんフリーゲーム投稿サイトでは見向きもされない可能性がある作品だと思います。そういう作品に光が当たるウディコンがすごい。
総合順位十一位の『DayDreamDreamer』はフリーゲーム投稿サイトで人気が出るタイプのRPGだと思います。私は最初の戦闘チュートリアルがあんまりよくわからなくて撤退したけど。そこを改良すればたぶんプレイ人数が増えると思う。
でもどう改良されたら私が戦闘チュートリアルを理解できるようになるかが全然わからない……。
「最初の戦闘チュートリアル、なんかよくわかんないなー」という感じだったのです。どこがわからなかったのかもわからない。
『怖がらないでよ僧侶さん』が総合順位十三位に入ったのもすごい。おめでとうございます。私は、あのノリと使用されていた顔グラフィックが無理で(好きじゃない顔グラフィック素材なので)プレイを早々に諦めたんですけど、バカゲーが無理なプレイヤーにも対応しようとしてくださったその心意気がとても嬉しかったので、上位入賞して嬉しいです。今度はもっと可愛いか綺麗な顔グラフィック素材を使って欲しい。絶対もっといろいろ、素敵な顔グラフィック素材あるから!!
『メリカと野菜の剣士たち』で使用された可愛いキャラグラフィック素材はフリー素材みたいですよ。
総合順位十九位の『竜と黄金の梨と焼け残り』は、遊びにくさとシビアさを、グラフィックの可愛さでカバーしての入賞な気がします。すごい。『ひよこ可愛い』は全てのプレイヤーに共通する認識だと思います。すごい。
今まで通りのシビアな難易度と『セーブ枠が二個以上で任意セーブデータを取って置ける』『ダンジョンからいつでも脱出可能』『ダンジョン内で、アイテムを倉庫から引き出せる/アイテムを倉庫に預けられる』『うっかりひよことヒトを交換してもひよこに戻せる』機能がついた易しい難易度があったら、私もプレイできるかもしれないです。
シビアなゲーム内容は、難易度一個だとやっぱりプレイヤーの取りこぼしは避けられないと思う。
総合順位二位の『文無し行商人の遺跡探索』はウディコン期間中盤くらいで『イージーモード』の実装があったからこその総合順位二位の可能性もあると思います。
私『文無し行商人の遺跡探索』で『イージーモード』の実装がなければ絶対に投票していなかったので。
『棺ふる海』が総合順位二十一位に入ったのもすごい。
私は『棺ふる海』の面白さは全然わからなくて、今まで通りのゲームブック作品がよかったなーって思ってたんですけど。ウディコンの投票者様たちはすごい。
ウディコン公式掲示板でのプレイヤーの方への対応がほぼ無かったと思う『カエルはカエる』と『一人非零和有限確定無情報非ゲーム』が総合三十位以内に入ったのもすごい。ウディコンで投票するプレイヤーの方の多くがゲーム上手なことが、これで改めて判明しました。
名作ホラーRPGっぽい『オカルトノート 土雲ガクレ編』が総合順位二十八位だったのは、たぶんバグのせいだと思うんですよね……。私、強制終了バグに遭遇したので。長編RPGでバグがあると、怖くてプレイできないから、できれば進行不能系バグはつぶしてウディコンにエントリーしてほしいです。順位が低いともったいないので……。
『 マインのパズルでバトル』が総合順位三十位に入ったのすごいですよね!!
さすがウディコン……。ウディコンで制作されたフリーゲームであれば『この仕様のゲームが面白い!!』という場合、フリーゲーム投稿サイトよりもウディコンの方が評価されるのではないかという気がします。
***
2023年のウディコンは「なんでこのゲーム内容でウディコンにエントリーしちゃったの……?」と思う作品が全然なくて、ウディコンにエントリーしたけど辞退した作品も無くて、本当にすごいコンテストだと思いました。
あと、問題行動を起こしたゲーム制作者様もいなくてすごい。
毎年、投票内容とかプレイヤーの感想に『私が見えるところで』文句言ってるゲーム制作者様を見ていたので。ゲーム制作者様の上手じゃないボイスを強制的に聞かされたら怒るプレイヤーいるに決まってる……と思ったこともありました。私はそのフリーゲーム、プレイしなかったんですけど。
2023年のウディコンの有効投票人数は347人だったそうで、フリーゲーム投稿サイトのプレイ人数と比較したら全然少ないと思うんですけど、評価作品数が3986作品(2023年ウディコンエントリー作品数は60です)で、平均投票数が11作品だったと思うので、総合順位の評価は妥当ではないかと感じています。
私は2023年のウディコン作品は10作品投票したんですけど、投票した作品の中には総合順位二十五位の『WOLFALL』のように、フリーゲーム投稿サイトに掲載されていたら絶対にスルーする作品も含まれていたので、普段プレイしない系のフリーゲームをプレイして投票したプレイヤーの方も多かったのではないかと思います。
だからたぶん、自分の好き系のフリーゲームを探して遊ぶフリーゲーム投稿サイトの結果は、たぶんウディコンの評価とは変わってくる気がします。
私は普段フリーゲームで遊ぶ時には『自分が楽しい時間を過ごす』ことが主目的なので、よっぽど、なにがなんでもゲーム制作者様に感謝の気持ちを伝えたい場合でなければ感想を届けることはないんですけど、ウディコンは『コメントと点数をつけて投票されること』をゲーム制作者様が受け入れてくださっているコンテストなので感想が送りやすくて、感謝の気持ちを伝えられるので嬉しいです。
感想を受け取る気構えがないゲーム制作者様に、見知らぬ他人(私)が感想を届けるのは、言葉の内容とか考えないといけないからめちゃくちゃ面倒くさい。
2023年のウディコンにエントリーしたゲーム制作者様は丁寧なバグ対応と親切なバージョンアップをたくさんしてくださった印象が強いので、いつか私がエンディングまで楽しめる作品をウディコンでプレイする機会があったら、全項目10点満点で投票できたらいいなあと思っています。
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