第605話 ドラマ『教場0』第一話の感想です。

ドラマ『教場0』第一話の感想です。

ネタバレを含みますので閲覧にはご注意ください。


ドラマ『教場0』第一話は……すごくつまらなかったです……。

ドラマ『教場Ⅰ』と『教場Ⅱ』と『教場Ⅱ』の再放送を見てなかったら、一話で切るレベルでつまらなかった……。


ここからはネタバレ感想です。閲覧にはご注意ください。


ドラマ『教場0』第一話で扱った事件は二つだったんですけど、どちらも『物語で扱う事件としては』陳腐でした。


一つ目の事件は……。


被害者(殺された男性)/付き合っていた女性の裸の写真を撮り、データを保存。別れ話を切り出されたら裸の写真をネットにばらまくと脅す。


それは……恨まれるよね……という。

その男性は脅した女性と二人きりでタクシーに乗り、タクシーの車内でもタブレットに女性の裸の写真を表示して脅し、酔っ払っていていたのですが、なぜか被害女性の名前を一筆書きで『タクシーに道路で走らせて』書くという奇行をするのです。


変だよね……。それで、被害男性が被害女性の名前を一筆書きで『タクシーに道路で走らせて』書いたのは、自分が脅した女性に殺されると思っていたから、と刑事が言うんですけど、自分が殺されると思いながら、呑気に被害女性の名前を一筆書きで『タクシーに道路で走らせて』書く……? と思いました。


それに、脅された女性も、警察に被害の相談をするまえに短絡的に殺人を犯すのかというのも変だなあと思いました。


二つ目の事件は……。


娘と一緒に買い物をしていた妻がひき逃げされて死亡。

ひき逃げの犯人は娘が顔を見ていて特定。でも物的証拠がなく、犯人の検挙はできず。

ひき逃げされた妻の夫がひき逃げ班を拳銃自殺に見せかけて殺す……という事件だったんですけど。


夫は警察学校の生徒で拳銃を撃つ訓練をしたことも拳銃の構造も知っていて、現在は町工場のオーナーで技術者としても優秀……という設定。

部品から自作の拳銃を作れるキャラにしたかったみたいです。

そして、娘は『火薬アレルギー』だったんだって。だから、夫(娘の父親)が犯行を行った直後に会った時に火薬アレルギーの発作が起きた……というストーリーでした。


『火薬アレルギー』ってなによ……という……。

それに『警察学校の生徒で拳銃を撃つ訓練をしたことも拳銃の構造も知っていて、現在は町工場のオーナーで技術者としても優秀』なんてご都合主義の極みじゃないですか……?


事件の構造としてはシンプルだし、犯人の動機も明確だし、ドラマを見ていてもつまらないなあと思いました。


私が刑事ドラマに期待するのは……。


「なぜその事件が起きてしまったのか?」

「犯人はどのように犯行を行ったのか?」

「犯人の動機は?」

「警察の捜査方法」

「事件解明に至るまでの人間ドラマ」


です。

ドラマ『教場0』第一話は、面白いと思う部分が全然無かった……。

ドラマ『教場Ⅱ』の再放送は、開始10分で面白かったので、二話以降に期待します。


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