第93話 召喚・憑依・転移系小説で『主人公の器』になったキャラの生死、気になりますか?
召喚・憑依・転移系小説で『主人公の器』になったキャラの生死、気になりますか?
私は召喚・憑依・転移系のファンタジー小説を読むのが好きなので『主人公の器』になったキャラの生死は特に気にせず読んでいるんですけど(気にすると楽しめないので)小説によっていろいろありますよね。
まずは……。
『主人公が召喚・憑依・転移したことにより器が死亡』という場合。
そのことを気にする主人公と、特に気にせず「新しい人生」を謳歌する主人公がいて、面白いなあと思います。
個人的には、中身が違うのに、その主人公の親兄弟に受け入れられたいという願いを持つ主人公は図々しいと思います。好きにはなれない。
子どもを愛してたら、絶対に受け入れられないと思います。
中身が違うことは絶対に隠し通して欲しい。
中身が違う主人公を積極的に受け入れる系の小説からは離脱することが多いです。
だって死んだ子、可哀想だと思うの……。
身体を乗っ取られ、人生を奪われ、家族の愛情までもっていかれるとか可哀想……。
中身が違うことがバレて白状する系は、仕方ないかなあと思います。
『アルカディアオンライン』は、プレイヤーが転生する時に、身体の持ち主が死ぬこともあれば、条件次第では生きることもあります。
自分が憑依している主人公の運命を決めるのは、各プレイヤーです。
次に……。
『主人公が召喚・憑依・転移したけれど器と共存』という場合。
多くの場合は(私が読んだ小説の場合は)最初は共存していたけれど、徐々に主人公の自我が強くなって器の自我は主人公に吸収か消滅することが多いかなあという気がします。
『主人公が召喚・憑依・転移したけれど器と共存』し続ける小説は、私はあんまり読んだことがない気がします。覚えてないだけかもしれないけど……。
私が読んでいる異世界転移系小説『グラスター戦記』の男主人公は、自分の顔や身体に愛着があることと、死んだ子の身体で第二の人生を始めるのはその子にもその子の家族にも申し訳ないと言って『転生』ではなく『転移』を選んだのが「素敵だなあ」と思いました。
気楽に転生後の人生を楽しく転生・転移系のファンタジー小説も好きです。
自分の意識しかない自分だけの身体なんだから、好きなように生きてもいいと思います。フィクション小説だし!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます