vol.19 個と塊
僕達が初めて言葉を交わした日
君はまだ 僕に心を開いてくれてはいなかった
友達としてさえ・・・
僕の事は 警戒していたのだろう
僕が同性愛者なのは 周りに周知されていたから
全く・・・ これだから世間の価値観というものは・・・
個というモノを観ようとしない
一人の人として 受け入れようともしない
ひとつの塊として 凝り固まった猜疑心でしか観ない
個々が集まって塊となっているのに
個を尊重するのではなく 全ては同じで塊としか思わない
僕は 塊として観られる事には慣れてはいるけど・・・
心が傷つかない訳では無い 仕方の無い事だと諦めているのだ
だから 時間は掛かっても僕の事を
個として認めてくれる友人は とても大切な存在だ
君も 初めは心を閉ざしていても
何時かは お互いを個として認め合い
心を開いて話せる友人になれると嬉しいな
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