vol.11 ~君を守るため? 僕を守るため?~
僕は 嘘をつき続ける
嘘もずっとつき続けると それが本当になる
だから 嘘をつくんだ
たったひとつ たったひとつだけの嘘を
この嘘だけは 僕が居なくなるまで 続ける
君は 僕の嘘を真実だと思い続ける
その為に僕は 心を鬼にして 嘘を続ける
君の笑顔を見たくて 嘘をつく
たったひとつだけの嘘で 君を笑顔にできる
僕にできる 君へのたったひとつの優しさ
この嘘が 真実じゃないと知った時の君は
僕の事をどう思うだろうか!?
やっぱり君は 僕のことを許せないだろうか
それとも 本当の気持ちに気づいてくれるかな
嘘が嘘だとわかった時には 僕は・・・
僕が嘘をつくのは 君を守るため?
僕が嘘をつくのは 僕を守るため?
僕には分からない・・・
ただ言えるのは 僕は君の笑顔を見ていたい
僕が君の事を見ていられるのは 長くない・・・
僕に与えられた命が尽きる瞬間まで・・・ 時間が無い・・・
だから僕は めいいっぱい嘘をつく 何時も元気な笑顔で
『僕って 元気だけが取り柄なんだよ』と・・・
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