オタク男子、料理に目覚める!

 一人暮らしを始めてから、料理を始めた。

 最初は「目玉焼きを作る(そして失敗する)」「使いやすい食材を下ごしらえして冷凍する」程度だった。この時点では本格的に自炊する気はなかったので、楽をするためにやったのだ。


 ところが、二度目に作った茹で鶏が上手くいったことで、料理に興味が出てきた。

 最初は電子レンジで作っていたのだが、レンジの中で軽く爆発した。味は悪くない。

 次はジップロックに入れて湯煎して作った。肉の両面に無数の穴を開けたことも幸いして、柔らかく仕上がった。包丁入れた段階でわかるくらいに。

 ゴールデンウィークの終盤には、茹で鶏にチーズを乗せて焼いたり、冷凍しておいた野菜を炒めたりした。この辺から本格的に料理にハマったのだ。

 昨日や今日は、茹で鶏ではない生肉を調理し、汁物や煮魚、さらにはお菓子まで作った。次回以降に作りたいものもドンドン浮かんできている。


 さて、私は元々そんなに料理をしないし、学校でやった家庭科の実技なんてホントにヒドイ有様だった。ジャガイモの皮むきなんて全くダメだったなァ。実家でも料理の手伝いにはあまり前向きじゃなかった記憶がある。

 じゃあ、なんでここまで料理にハマったんだろう。


 私の父はよく料理をしていたし、弟も小学校の頃はよく料理の手伝いやお菓子作りをしていた。だから遺伝かもしれない。

「自分は料理が苦手だ」と思っていたのは気のせいで、やってみたら意外と向いていたのもあるだろう。

 ただ、自分では「何かを作るのが好きだから」だと思っている。

 幼稚園から小学校の頃は絵を描くのが好きだった。小学校では、理科の実験を楽しんでいた記憶がある。中学校の頃はガンプラをよく作っていた。さらに中学校の終わり頃から今に至るまで文章を書いている。ついでに小さい頃から食事が好きだ。

 作るのが好きで食事も好きなら、料理にハマるのは自然な流れだろう。

 そこにオタク気質が入ったモンだから、具材を変えたり、味付けを足したり、気になったことにはトコトン凝る。そりゃ深くハマるわけだ。


 ちなみに、主に時間がある休日に料理をしている。そのせいで執筆の時間が減るのが今の悩みだ。

 幸い煮魚の時短メニューもネットで見つけたし、ストック食材もあるし、元気な日はいろいろやってみようかな。

 ホットケーキもやりたいね。ツイッターのフォロワーさんから「豆腐をホットケーキに入れる」というアイデアも教えていただけたし。

 執筆?……まあ、それは平日のスキマ時間で少しずつ書くってことで。大丈夫、大丈夫。(ホントかね?)

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