第48話
シルキーside
「決闘か...まぁ、妥当だろうな。それで、決闘方式はどうする。」
「気絶させるか、相手を物理的に行動不能にした方の勝ちでいいのでは?」わかりやすいし、
「そうか....それでいいな。わかりやすい。それで、アンタの武器は何なんだ?見た感じ、武器になりそうなものは持ってないようだが....まさか素手なのか?」
「そんなわけないでしょう。私の武器は....これですよ」
「手袋....いや仕込みがあるのか」「半分当たり」
手袋を着け、魔力を通す....この手袋は私の糸、つまりは蚕妖精の魔力糸で作られているため...
「こんな事だってできるんだよ。」
手袋の先から出された白い糸が結びつき三本の太い糸に変化する。
その糸に魔力を通すと......異常なほどの強度を発揮する。例えるならばダイヤモンドの三倍くらい....この異常な糸を受けてしまったら最後、一瞬で体が三枚おろしにされるだろう。
「糸のくせになんて硬さだ!?てめぇ、その糸をどうやって......!
蚕妖精の糸か!どうりで硬いわけだ....」
ばれっちった。
まあいいや、死にな!
この後、盗賊はシルキーに完敗した
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