前のエピソード――第41話　魔物狩りじゃああああ

シルキーsaido

「はい！」

ゴーレム狩りじゃああああああ！！

「あっそうだ、トリスメギストスは持ってきてね」

「はい。ほかには用意するものってありますか？」

「んーとくにはないけど、じゃあこれもってね。」

そう言ってナップサックくらいの何かの糸を編んで造られた袋を渡してきた

なんですかこれ？

「これは魔物から剥ぎ取った素材入れる用の異空間バックだね」

「そんな便利なものがあるんですか？」

自分も欲しいなぁ....

「ほしそうにこっち見てるけどこれは高いからダメ」

「そうですか.....」

まぁそうだよね

「でもシルキーちゃんなら作れるかもよ？これの素材が蚕妖精の糸からできてるんだし。それで袋を作ったらあとはめちゃくちゃ複雑な魔法を刻むだけだし」

「あぁ、それなら私でも.....」

「でも今言った袋に刻む魔法は作ってる企業の最上級機密らしいんだけど、シルキーちゃんが糸を渡せば教えてくれるかもね」

なんだって、それは本当かい！

「本当ですか？」

「あぁ、うん。そうだね。」

「でもそんな簡単に教えてくれますかね？」

だって機密なんでしょ？機密を教えるなんてあり得なくない？

ましてや主力商品の製法だし

「うーん....蚕妖精の糸は年々在庫が減るばかりだし...まとまった量を定期的に卸せば教えてくれるんじゃないかなぁ....でも自分で異空間バック作って売ることは多分ダメだと思うけど」まぁそうだよね。最上級機密を外部に漏らすとか、普通ありえないよね。というか、最上級機密を知っているというか閲覧できるのは幹部以上の人間だけだと思うんだよね。もしくは社長が許可した人間か

「んじゃあ、行きますか！ゴーレム狩り！」

ティアナさんは持ってきていた長剣を担ぎ直しポーズをキメる

「行きましょう！ティアナさん！」

「いざ！〇〇の森へ！」

「ん？今なんて？」

つづく