第44話 道化ゴーレムvs蚕

シルキーsaido


「おい、あんたらもゴーレム狩りか?ここは俺たち、ギフターズの狩場なんだが、別の場所に行ってくれ」ギフターズ?もしかして人工的な能力者の集団だったりする?

(うーん、ムカつく、殺してしまおうか...(悪魔)(いいえ...此処は見逃すべきです、こんな奴等、殺す価値ありません。)(天使)

あれ?自分の中の天使の方がやばいやつじゃね?

まぁとりあいず、ここは穏便にいこうそうしよう。

「ん?そうなのか?じゃあ私たちは別の狩場に行くわ。」


「あぁ、そうしてくれ。」















ーーーーーーーーーーーーーーー

「いいんですか?あの狩場を譲って」


「いいのいいの。だって私たちが行く狩場は彼処じゃないし」

「え?そうなんですか?ゴーレムが多く居たのであの狩場が目的地かと思っていたのですが」

「着いたよ。」


「さっきの狩場の倍いますね。」

しかもレアばっかり

「宝の山ですね」

これは....稼ぎどきかなぁ!

「私は右をやるから、シルキーちゃんは左をお願い。」


「了解。それじゃあ!狩まくれぇ!」

うおおおおおおおおおおおおお


「とは言ったものの.....どう捕獲すればいいのかな...このカニたち」

適当に糸で縛るか。蟹だけに甲羅縛りでいこう。

うわっ逃げやがった!あの蟹野郎!そんなに甲羅縛りが嫌か!(←当然である。)

「こっちかな?」

さっきの蟹が逃げていったのはたしかこのへんのはず....

「こっちから....声がするようなぁ.....」

む?ここか?この水路の中か?

暗くて何も見えないが....仕方ない、魔法使うか。

「灯を灯せ、ライト」

初心者向けのライトの魔法。魔法っぽくてとてもお気に入り

「ハァイ、シルキー、元気かい?あとフライボールいるかい?」

道化の恰好をしたゴーレムが風船のような何かを持って手招きしている

ていうかなんでくそ寒い水路に入っているんだよ、水生生物かよお前。

「いらない」

ブンブンブン

「おぅ...いらないのかい?じゃあ金貨はいるかい?」

ジャラジャラと手から金貨を溢れ出させる。カ〇ナシかよお前

「それはいる。よこせ」

次回へ続く

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