汚くて

「不快」を信じたくなった

「絶望」と友達だったから


「不快」は「不信」を連れてきた 

「絶望」はそれをいたぶった


「吐き気」が身体中を支配して

「違和感」が人間に行き交った


「怠惰」が言葉に流れ込み

「傷」はひたすら膿んでいた


 死、違、罪、罰、吐、吐、汚


 人間自身、それ自身

 形づくられ繰り返らせて


 自分自身とそれ自身

 信じ続けて立ち還らせられ


 それでいいんだ汚くて

 傷つかないでは救えないから

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る