サウンド
僕は逃げてしまった。
告白から逃げてしまった。
どうしてだろう。彼女の放たれる言の葉の数々よりも、その仕草、桃色の口づけの動きに目がいった。
堪らなくなって僕は己の煩悩をこの体の燃したものをどうにも扱えなくなって逃げてしまった。
彼女はおそらく困惑しただろう。
私は怖くなってしまて、それからというものの、どうにもその子に顔向けできなくなった。
重々しく、
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