第84話 前線基地に到着
「人?だとぅ!!」
「私達の国は、あの大陸から南南西300㎞に位置する島です」
「南の島······流刑島か!!!あの島に、生き残って、暮らしてる者が居たのか?」
さて、新事実!!人類を隔離保護の島で無く、流刑の島とは、でも意外では無いか、佐渡も金採掘の流刑の島だったし、八丈島も然り、大規模な流刑地は、オーストラリア等もそうです。
島流しは、臭い物に蓋が出来、鉱山を採掘させれば、一挙両得の処置です。
衝撃の事実、国民に知らせるべきか、秘匿すべきか「厄介な事知ってしまったが、今は保留にしてゼナに相談だな」
「レイナ王!ゴラス湾に到着しました!!」
うん、考えてもしょうが無い事は、先送りよ!!
「今は解決しないといけない、問題が山積み!」
オーガ1000人の捕虜、この大陸のルールでは奴隷にする。
流石に奴隷は······私が10代20代だった日本、
「有無を言わさない、強制労働の従事者!!これで割り切ろう!」
ただ、あまり条件良く優遇すると、ガレー船のオール漕ぎ奴隷だったドワーフ達、納得しないだろう。
考え事してて、意識が散漫になって居た。
『家に帰るまでが、遠足です!』
ゴラス湾に上陸出来て、気が抜けて居たようです。
前方で騒ぎが起こってる。
あの娘、富嶽の調理師兼女給の、確かサエラさん、珍しくエルフで料理上手、可愛い顔で人気がある。
「このエルフの命が惜しければ、鉄の船を寄越せ!!オーガのゴロゴ様が貰ってやる!!」
私は気にせず進みます、無害そうな容姿が、こんな時には役立ちます。
銃を構え3メートルまで近付きました。
「ドワーフの小娘!お前も儂の慰み者にし···」
ズッドゥン!!!
銃声一発10㎜ダムダム弾は、暴漢オーガの頭を飛散させ、鎮圧終了です。
「他に、死にたいオーガは居ませんか?今なら楽に一撃で殺してあげます!痛みを感じる事無く、一瞬で死ねますよ」
黒い笑顔で見回しました。
目が合ったオーガは、振るえて首を振って居ます。
「食い扶持減らしに500人位は、死んで欲しかったですが、命じられた作業を頑張ってやって居る限り、命の保証はしてあげます!!
言い遅れましたが、私がこの基地の最高司令官、レイナ王と申します宜しく!!」
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