9、何かを埋めた


何か ←なにも

何かを ←なにも

何かを埋めた ←なにもうめてないよ


思い出せない ←おもいだすな


何かを埋めたはずなのに ←なにもうめていないから



大切なものだった? ←たいせつじゃないよ

大事なことだった? ←だいじでもないよ


心に埋めた一つの記憶 ←もともとないきおくとして

心に隠したある思い出 ←もともとないおもいでとして


きっと忘れてはならなかった ←わすれるためにうめたのに



もういいよ ←どうして

もういいから ←どうしてなの


どれだけ自分にとって辛いことでも ←じぶんにとってつらいから

受け入れないといけないこともある ←うけとらないようにしたのに


逃げてばかりじゃ駄目なんだ ←にげてばかりでいいじゃない


だから私の心よ ←だからわたしを

私を守るのをやめて ←わたしがまもるから


どれだけ辛い思い出だとしても ←つらいことをあえておもいだす

それは埋めてはならない記憶 ←そのいみがわたしにはわからない


弱いなりに抱えていかねば ←よわいからかかえなくていいのに

本当のことに向き合わねば ←ほんとうのことにむきあえるの?


傷つくものだとしても ←きずついてもいいのね

それが私の生きてきた道だから ←ほんとうにこうかいしないというのなら




心の声を振り払って記憶を掘り返す

その覚悟はすでにできている


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