30.供述

 私、この話を読んだ時、最初はああ主人公バカだなぁって思ってたんですけど、途中からあれ? 私に似てるなって気づいたんですよ。


 そしたら、何だか、フィクションの中だけで生かされていることに無性に腹が立って。居ても立ってもいられなくて、よし、主人公の通りに行動してやろう。筋書き通りの世界をつくってやろうって思ったんですよ。


 だって、それが「私」じゃないですかぁ。



回顧録『ゆめ☆キラどりぃむ連続殺人事件』

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