忌々しい
今宵おれは
煙草をふかしすぎている
空ろなこころを紫煙で満たせど
今はただ目に沁みるだけ
壁のタールに四角の
おまえの跡が浮かぶだけ
今宵おれは
酒をあおりすぎている
枯れたこころに酒を注げど
グラスの氷は溶けぬまま
破片の返す煌めきに
過ぎた日々を思うだけ
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