耽美への道 その3

 とりあえず。

 1~2の間にも既に小説を書くことは趣味だったのですが、男同士を書くという方向性には少しも気づかずにいました。それでも三つ子の魂なんとやら~ってやつとはちょっと違うかな、人外絡みは私にとっては王道で、罪悪感ないわけではないけれどフィクションだし萌えるわって書かずにいられないのが近親相姦だったのですが。ストーリー展開は今となっては恥ずかしいくらい乙女チックでしたけどね。

 コバルト文庫も読めば小説juneも読んでいましたし、純文学ホラーミステリSF、ファンタジー時代小説、その他少女漫画やら少年漫画やらアニメも見るしドラマもね。結構節操なしでした。面白ければ正義です。

 きっかけはまぁよくあるパターンですが二次創作です。

 設定は自分で考えないと書けなくて~それでも少しはキャラ立ちをさせることの勉強にはなったかもしれない。今はキャラクターがよければそれでいいっていうかキャラが第一みたいな風潮を感じるのですが、どうだろう? 私はそれが苦手なので致命的なのよね。あとは、男の子を少しは書けるようになったかもしれない。

 ただ二次も枠がしんどくなってオリジナルに変えましたけど。誰と引っ付けるか~ってね。大抵カップリング決まってるじゃないですか。それがちょっとなぁって。まぁ、めちゃくちゃマイナーなのもやってましたのでそこまでこだわらなくてもいいかなって思い始めたらもうこれオリジナル以外のなんなんよってなってしまいましてね。

 気がついたらオリジナルでした。

 そんな感じ。

 ただし。

 これが悩みの種ですが。

 ベッドシーン!

 といいますかそれ絡みのシーンがね苦手なんです。

 ワナビでしたからBL小説の投稿要領なんかも読みましたが、全体の1/3だか1/4だかがその手のページじゃないと。しかも生々しくなんてやられますと、それだけで無理だと。

 基本ぼやかしか寸止め推奨派なんですよ。オノマトペなんてもってのほか。あえぎ声なんて~無理。← なんでBL書いてるって突っ込まれそうですが。好きなのよ。

 頑張って書いたその手のシーンに気づいてもらえなかったり。婉曲すぎたのね~とか。ショックでしたけど。

 いえ、まぁ。

 以前某方へのコメントで書いたことがありますが。リサーチ不足です。たしかに。(喧嘩売っているわけではありません。念のため)でも、その~ですね。

 正直なところ、いくらBLやらMLやらでも性器のダイレクトな名称使いたいです? 読みたいです? BLMLってポルノと言われればそうかもしれないですがね。書こうとしているので一応読もうとチャレンジしたこともありますが。川上さんだったかな? ポルノ小説の大御所。短編1話でダウンしました。すみません。フランス書院だったかの「少女ビクトリア」はダイレクトな名称はなかった気がしますが。女の子の一人称だったしね。19Cくらいのイギリス上流家庭が舞台っぽかったですしね。それでも頓挫しました。最近のBLMLはどうなんだろう。5年くらい読んでないかも。あれ? 漫画はダイレクトすぎるの多いのでちょっと遠ざかってますし、語尾にハートマークついてると読む気力が失せるのよ。あれどうにかならないものか。小説じゃないだけましなのか。小説で出くわすと~言わずもがなですが。

 昔戦前発行の「インド童話集」を読んだときの衝撃も結構強かったですが。女性器のダイレクトな翻訳。子ども心に読むの辛かった。こんな単語書いていいの? って怖じけましたけどね。まぁこれは別の例か。

 そんなこんなでAで始まる単語もPで始まる単語も使えないし、TかCで始まるのなんかもってのほか。手が止まるのよ。

 苦肉の策で使ったのが、"ファルス"。喜劇とかって訳されそうですが一応男性器をさすことばです。医学用語かな。ちなみに女性器にも使われることがあるらしい。ダメじゃん。でもこれなら文語体でなら使える。でも口語なら単語を使いたくないのでぼやかす! 絶対に!

 で、自分が書きたいのは耽美なの~と、逃げているわけですね。

 耽美な世界には似合わないと思うんだ。

 だから未だBLは投稿さえできないまま。いいけど。


 

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