粗大ゴミ(命の更新)

「粗大ゴミって出したことある?」

そう聞かれた友人は驚いていた。一人暮らしを10年弱していて、ないの?と。

どうやらわたしはまだまだ世間知らずのようだ。


昨年は壊れてプロペラがすぐにむきだしになってしまう扇風機をこき使いながら、夏を乗り切った。しかし、どうも危ないので今年は残念だが手放すことにした。すると出てくる、粗大ゴミってどうやって捨てるんだろう問題。検索すればあらゆる情報が出てくるがどうもイメージがつかない。こんなときは人に聞くに限る。まだまだ学ぶことばかりだ。


学ぶといえば、今年もまたやってきた。年に一度の大一番である試験が。昨年は1点足らずで落ちてしまったが、今年はそのようなことはあってはならない。10月中旬の試験に向けて、動き出すことにした。今年度版のテキストを開き、あれだけ勉強しにもかかわらず、記憶が薄れていることに少しショックを覚えたが、関係ない。今年のわたしは一味違う。


粗大ゴミの番号をシールに書き、扇風機の入った袋に貼りつつ、昨年の夏と来る今年の夏を思い浮かべる。


そんな今日の1曲。

tacica で『命の更新』


いつもにまして家が好きです。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る