ホッチキスの芯(虜)

何回も思っている。

共用のホッチキスは、無くなったらその場で芯を補充してほしい、と。


少し開けて、替え芯を入れるだけ。替え芯が面倒な場所にあるわけでもない。ホッチキスのすぐ隣に置いてある。


簡単なことだ、と思うのはわたしの押し付けだろうか。使おうとした時に、スカッとなって少々気分が下がるのもわたしのわがままだろうか。


いや、きっとこういう細かいことが合うかどうかが大事なのだろう。


最近、結婚を考えていた恋人と別れた、という話をよく聞く年頃になった。前触れなんてなかったはずなのに、とかこんなことで、と当事者は言う。


きっと全部ホッチキスの替え芯と似たような問題なのだろう、とそんな揉め事と無縁な羨ましさが隠しきれない私は思う。


そんな今日の1曲。

My Hair is Badで『虜』


久しぶりに風邪をひきました。たぶん流行っていますね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る