夜の集合(We Can’t Stop)

陽が落ちて真っ暗になってからどこかに遊びに行くのは、いくつになってもドキドキする。


それはきっと夏祭りのせい。

いつもなら手を振り合う時間に、集合することのよろこびはこうして知った。


大人になって、活動時間が何にも縛られなくなった今でもこころは子どもの頃の気持ちを忘れていない。


帰宅途中なのだろう。ひとり、またひとりと下車していき少しずつ小さくなっていく高校生の集団を横目でみながら、わたしはこれから集合です、と微笑む。


夜は長い。


そんな今日の1曲。

マイリーサイラスで『We Can’t Stop』


朝が長くなるのは何歳からなのだろうか。

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