胃が合う(麦の唄)

唯一の中学生からの友達がいる。


彼女とは本当に胃が合う人。

同じものを食べたいと思い、それを同じ量食べられる。

そういう人はいそうで、なかなかいない。


昔からよく歩いて、よく食べた。

食べたら眠くなってしまうのも一緒。

嫌なやつの悪口を言うとしたら彼女に言うのがいい。1番スッキリする。


家も近くて、突然遊びにいける楽しさを教えてくれたのはたぶん彼女だ。

幸運なことに、今は職場が近い。

おかげでこれまたすぐ仕事後にご飯を食べられる。お互いお酒もある程度飲めるからいい。


来月、あの頃の思い出の場所を巡る小旅行に出ることにした。

今は離れてしまっているけれど、わたしたちの原点。


いまからもう思い出話が尽きない。

2人であの地を踏んだらきっとお腹もすいて喉も乾き切るくらいだろう。


お互いの人生の半分くらいを知っている友人。自分の人生の豊かさに気づいた。


そんな今日はこの曲を。

中島みゆきで『麦の唄』


懐かしの地にはどれくらいのものがなくなって、どれくらいのものが残っているのだろう。

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