アップリケ(葛飾ラプソディー)

寒くなったので、去年の冬に寝間着にしていたスウェットを出すと、なんとも言えない大きさの汚れが付いていた。


そういえば捨てるほどでもなくて、洗濯して引き出しにしまったなあ、とぼんやり記憶が蘇ってくる。


するとふと、アップリケを思い出した。

子どもの頃、私の持ち物にはよく食べ物や動物のアップリケがついていた。

名前を書くよりも、幼いわたしにわかりやすい目印になると思ったのだろう。しかし、結果として母のセンスが爆発していたそれが周囲の大人から好評だったことで得意げにしていた自分のことを覚えている。


今もアップリケはあるのだろうか。

気になって検索してみた。


そこには流行りに合わせた少しおしゃれになったアップリケがあった。どうやらワッペンとも呼ぶらしい。


なんだか昔の友達に再会するみたいな嬉しさと不思議さがある。


そんな今日の1曲。

菅野穣で『葛飾ラプソディー』


小学生の頃、こち亀のアニメを見るために横断歩道の白いところだけを踏みながら急いで帰っていました。

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