お弁当(明日への手紙)

昼休みの過ごし方として外食も楽しいし、コンビニでご飯を買うのも楽しい。特に学生時代は、なぜかそれが特別な気がしてお弁当よりも嬉しかった。

今思い返すと、そのせいでお弁当を作ってくれている母と対立することもあった。


しかし社会人になった今、わたしは極力お弁当を持って出社している。

もちろん今でも、外食もコンビニ飯も好きなまま。でも、それよりもお弁当の安心感を求めてしまう。

仕事をするという気を引き締めた場所で、ほっと一息つける瞬間。それがお弁当を開く瞬間になっている。


これが誰かがわたしのために作ってくれたものだったら、もっと……だなんて、虫が良すぎる。


久しぶりにカップラーメンをデスクですすりながら、もしも家庭を持つことができたら、家族のためにお弁当をつくり続けようと決めた。


そんな今日の1曲。

手嶌葵で『明日への手紙』


思わず空を見上げてしまいます。

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