ゴミ袋の中(シンクロニシティ)
ゴミを捨てる時、なんとなしに1週間を振り返る習慣がある。
今週はカップラーメンの残骸でいつもより袋がパンパンだった。それを見て、「あー、疲れてたんだなあ」と感じる。
気力がないと料理をする気は起きない。
適当に転がっていて、空腹に耐えられなくなったらお湯を沸かす。そんな退廃的な日常になる。毎日仕事から帰ってきて、ご飯を作ってくれていた母の偉大さに気がつく。大人になってから、こんなことばかりだ。
とりあえずまともなものを食べようと炊き込みご飯をつくる。落ち込んだ時や元気がない時は、これに限る。
どうして人間は生きるためにこんなに頑張れるのだろう、とよく考える。
遺伝子的なプログラムなのだろうか。なんとかして長生きしよう、リアルを生きようという気力がすごい。
私はそんなものに少し疲れてしまう。
これはなんとなく、休日を目一杯楽しもうとする人たちに対する感情に似ている気がする。
こんなことを考えるのは、1人だからだろうか。
ともにご飯を食べてくれる人、休日を過ごしてくれる人がいたら、変わるのだろうか。
そんな時間を過ごしながら、「あー昔はあんな暗いことを考えてたなあ」なんてにんまりしたり、しみじみしたりするんだろうか。
もしもそんな日が来るのなら、もうちょっと未来を楽しみに頑張れる気がする。まあ、そんな未来を作るのは今のあなたです、と言われたらそれまでだが。
こうして未来に希望を探しながら、1日1日を生きているといつの間にか皺やしみが増えているのかもしれない。
その頃にはもっと丈夫な心臓の持ち主になっていることを願うばかりだ。
そんな今日の1曲。
乃木坂46で『シンクロニシティ』
明日から、平日は毎日面接weekになるのでない気力を振り絞って参ります。応援していただけると嬉しいです。
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