2022年6月

欲望のハードル(Bye by me)

「期待は感情の借金。

感情は脳のバグ。」


よくそう唱えて、自分を落ち着かせる。


私は1つ楽しいことや嬉しいことがあると、「次はもっと……!」「次もいいことがあるはず。」とすぐ過剰な期待をしてしまう。

それは人間関係も同じ。


少し会ったり遊んだりしただけで「あの人と私は仲がいいはず。」「きっとまた誘ってもらえる!」なんて思ってしまう。

ポジティブと言えば聞こえがいいけれど、これはたいていただの勘違いだし、相手からしたら迷惑行為にあたる。


何度も同じような経験をして分かってはいるはずのに、毎度毎度勝手に舞い上がっては、急下降してうじうじする。

もはや自分に自分でついていけない。

某遊園地のアトラクションを優に超える危険な乗り物のようだ、と自分のことを思う。


どうしたらこんな気持ちを味わわなくていいのだろうか。

きっと、私の脳には感情という名のバグが多すぎるのだろう。

テレビや小説、映画で必ず1回は涙腺が緩む。

感覚が繊細すぎるのも困ったものだ。


優秀な科学者かITの達人にあって、私の脳をアップデートしてほしい。

「舞い上がり抑制機能」を何個も充填した超抑止的な人間にしてほしい。


そうしたらこの先は、1人で楽しく生きていける気がする。


そんな今日の1曲。

Vaundy で『Bye by me』


まあいいけど。そう唱えてやりすごす。

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