おめかししたい日(友達がいるのさ)

朝起きてすぐ、どうしようもなくテンションが高い自分に出会うことがある。

起きた途端、歌を歌いたくなったり、走ったりしたくなる。ちょっと自分でも自分が怖い。

そんな日は二度寝しようと思っても、絶対にできない。目がもうギラギラしてしまっているのだ。いつもはどこに隠れているのだろうというくらいのエネルギーが、有り余っているのを感じる。

そしてそんな日は頗る体調がいい。


何せよ、じっとしていられないくらいなのだ。こんな日に何もしないなんてもったいない。体のあちこちがそう騒ぐ。


だからご飯を食べて、とりあえず化粧をする。予定がない日には絶対にしないと決めている、化粧を。

予定がなくても関係ない。

こんな日の私は、予定を生み出すことができる。


私はもともと“急”というのが好きだ。

急な来客、急な誘い、急な遅刻から急なキャンセルまで。


突発で起きることはたいてい、面白い。

そして何故かもともと決めていたものよりも満足度が高く終えられる。


前々から決めていた予定は、近づくにつれて少しずつ億劫になっていく。

会う人も内容も嫌になる要素はひとつもないのに。


これは本当に不思議なことだ。


そして今回の突発も、私をより愉快にしてくれた。私はとびっきりのおめかしをしていった。


それにしても、急に呼んで遊んでくれる友達がいることは、なんてかけがえのないことなんだろう。なんて思いながら帰りの電車でこれを書いている。


そんな今日の1曲。

エレファントカシマシで『友達がいるのさ』





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