夏の風物詩(サテライト)
電車の中で蚊に刺され、思わぬところで何回目かの夏の訪れを感じました。
蚊、と言えば、子どもの頃のこと。
痒い、痒いと言うと必ず言われる「カニササレタンダネ」が暗号でした。
どう頑張っても、漢字変換はおろか、自分のボキャブラリーに落とし込めない。
曖昧な表情を浮かべながら、蟹を脳内で歩かせていたのを覚えています。
そう考えると、うまく飲み込めない言葉が昔は結構あった気がします。
CMの「オオタイサン」とか「カッコントウ」、「アリサンマークノヒッコシシャ」などは高校生くらいの時にやっと漢字変換ができたくらいなはずです。
リズムがつくことと、聞き流し、流し見していることがきっとそうさせているのでしょう。
最近は、1回では答えられない会話が増えました。
結婚はしたいか、子どもは欲しいか、老後はどこに住みたいか。
高校生までは、家に帰ったら何の話をしていたか分からないくらいに笑っていただけだったのに、難しくなったものです。
24年ぶりに地上波放送をした「ショーシャンクの空に」が沁みるわけですね。
手に職をつけ、ジワタネホで時を共にしたいと思えるような人と出会えるように、”頑張って生きたい”ものです。
そんな今日の1曲。
Alexandrosで『サテライト』
まだモスキート音は聞こえています。
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