5月8日〜5月14日

5月8日


 今日は買い物と、いろんな用事を済ませに行く。



 まずは図書館。それぞれ好きな本とマンガを借りる。


 男子はマンガばっかり。私は予約していた本が借りられたので満足。


 私は司書さんたちにいつもお世話になっている。

 今日も予約した本を受け取り、閉架の本を取りに行ってもらい、もう一度借りる本の手続きをしてもらった。


 全員本を借りたので車に戻る…が、



ヒカルがいない。



よく借りる本棚の周りにもいない。


「どうする?置いてけぼりにするわけにもいかないし…」

「お母さんは車の方見てくるから、探しといて」と車の方へ。私はテーブルの周りやトイレのそばも探すけどやっぱりいない。



 お母さんが戻ってきて、出口の方を指差す。先に車に戻っていたらしい。迷子案件はやめてほしい





 次に駅の方へ。


 ここで別行動。お母さんとヒカルは夏の制服を買いに学校用品店へ。お父さん、私、双子は駅に行く。


 駅で私のSuicaを購入する。駅によっては券売機で買えるそうだが、その駅にはなかったので窓口へ。

 書類を書き、2000円を払ってSuikaをゲット!


 その間、双子は駅をウロチョロしたり、駅員さんに用もないのに話しかけようとしたりしていた。




 その後、駅に隣接するスーパーで買い出し。夜ごはんの材料などを買う。


 まずはタコ。お父さんがマダコかヤナギダコか迷っていたが、結局マダコ。


 ジュースも買う。私は野菜生活の日向夏(期間限定)。ヒカルはファンタ、ノゾムは野菜生活のアップルサラダ、マコトはマミー。


 お父さんがコーラを2本、かごに入れていたので、お母さんに一応確認。


「お父さんがコーラ2本入れてるけどいいの?」

「え?お父さん、なんで2本も入れてるの?」

「お母さんの分もだけど」

「私そんなに飲まないわよ」

「だから僕が1本とお母さんのあまりと両方」

「なんでそんなに飲むのよ」



「だってコーラだからな」…?



「カロリーゼロってこと?でも飲みすぎよ。1本にしといて」


 お父さんはコーラを1本返しに行ってお酒を持ってきた。両方飲むのね。






 で、4時になったのでタコパ開始〜


 まずはベビーカステラ。ホットケーキで生地を作る。バニラエッセンスいっぱい入れちゃったけど、誰も気にしないしまあいいか


 とりあえず私が焼く。


 ・8分目までしか入れない(それ以上入れると回しにくい)

 ・2つをくっつけて丸くするのは無理(回せばそれなりに丸くなる)

 ということがわかった。


ノゾムが

「何作ってんの?」

「ベビーカステラだけど」

「なにそれ?」なんだと言われても

「鈴カステラみたいなもん」鈴カステラなんて知らないか

「なるほど~」それは知ってるのね


「作る」と言ってきたので途中まで作ってあったのを任せた


「おねーちゃん、お皿どこー」自分で持ってきなさい


 次にヒカルがやってきて

「何作ってんの?」

「ベビーカステラだけど」

「なにそれ?」なんだと言われても

「鈴カステラみたいなもん」これでわかる?


「なるほど~」君もそれは知ってるのね


 全部まとめて焼いてから、キビオリゴやはちみつをかけつつ食べる。たこ焼きもあるのでほどほどに。




 次はたこ焼き。記事と具材はお父さんが作ってあるのでヒカルが作る。その間に私はシャワー



 私がシャワーから出ると、ヒカルが作り始めていた


「ともちゃん、お皿持ってきて」はいはい。


 皿を持っていくと結構焦げそう。私も回すのを手伝う。焼けたので皿に乗せようとしたら


「それはツナだからこっち。右の2列がソーセージ、真ん中あたりはツナ、左が皮ありソーセージだから」

 と皿を指さし、指示された




 我が家の「たこやき」にはタコが入っていない




 ツナ、ソーセージ、もちがメインになっている。理由は男子はタコが嫌いだから。

 本当のたこ焼きもあとからお父さんが作る。「楠原家焼き」「何でも焼き」などの新しい名前が考えられているが結局使っていない。


 たくさん作って、途中でお父さんに交代して、たくさん食べる

 時々乗せる皿を間違えて、思っていたのと違う味だったりしたけどおいしかった。






 5月9日


 今日は勉強。今週末はテストなのにBBQやら映画やら、全然勉強していない。大ピンチ



 で、2時間くらい勉強してお茶を飲もうと1階に行く。


 ヒカルが英語の勉強方法をお父さん、お母さんと相談していた


 最近、ヒカルが「単語が覚えられない」というので、単語をゲーム形式で覚えられるアプリを教えた。そうしたら隙あればやるようになってしまったらしい。


 ヒカルは過集中の傾向があるので、あまり集中しすぎるのは良くないのだが…


「まあ、とりあえず注意しておいて、変わらなかったら制限かけるしかないわな」目も悪いし、しょうがない


 他にも

 ・英語をローマ字読みして、「こんな単語知らない」

 ・赤ペンをグーグル翻訳片手に解く  …などなど

 色々突っ込んだのだが人に言われてもなかなか改善できないヒカル。

 

 1回テストで悲惨な点取ったら諦めて私かお父さん頼ってくるでしょ






 5月10日


 今日は先生たちの出張があるので4時間授業

 朝からルンルンしてたら、朝のHRで



「今日は給食のあとに臨時の学年集会を行います」と先生が。



 こういうときは8割がお説教。早く家に帰って勉強しないとヤバいのに。しかも今日は生理だからなるべく早く帰りたい。




 そんな願いも虚しく給食のあと、廊下に整列。


 体育館に行く途中でトイレに行かなければいけない事に気づいたが、そんな雰囲気でもないので我慢する



 話の内容はやっぱりお説教。しかも私が1番嫌いなSNS関係のお説教。


 明言はしなかったが、誰かがなりすましの被害にあったらしい。先生は

「これは他人事ではありません。自分たちのこととして、普段のことをよく考えながら聞いてください」


 なんて言うけれど、SNSの類をカクヨムしかやっていない私はまさに他人事


 下を向いていてなにか言われても嫌なので、一応上を向く。

 でも先生の話は右から左へ。心の中でカラオケ大会。



 5曲目(ちなみにハレ晴レユカイ)を歌っていたら、


「心当たりのある人は電話でいいので一言言ってください」というお決まりの言葉で終了。




 ゾロゾロと教室に戻り、帰りのHR。担任からも

「心当たりのある人は電話でいいので一言言ってください」と言われて終了。



 ようやくトイレに行けると思ったらトイレの方から沢山の人が。トイレは校舎の反対側なので、諦めて帰宅。


 帰る途中もずっと心のなかで「トイレトイレ……」超速歩き


 ようやく家について

「トイレトイレ」と言いつつようやく入れた。


 ナプキン4時間放置しちゃったし、パンツも汚れたし最悪。


 「おねーちゃん遅かったね。なんかあったの?」とヒカルに言われた

 私は全く関係がないお説教を聞いてたんだよっ!






 5月11日


 今日は久しぶりの部活。最近忙しくて行けていなかったから嬉しい。


 顧問である理科の先生には

「テストの前日に部活に行って大丈夫ですか?」なんて言われたけど、まあいいのさ


 修学旅行のしおり係の仕事があったので少し遅れていくと、みんな何やら工作をしている。

 厚紙と割り箸で作る飛行機らしい。



 かたちを変えたり、羽の角度を変えたりしてみたけれどうまく飛ばない。


 結局1時間位いろいろ試したけど、一番飛んだもので3mほどだった。一番飛んだ子は10m近く飛ばしていたので、研究しておこうと思いつつ挨拶をしてそれぞれ解散。


 帰る前にもうひとりの顧問である技術の先生と少し話す。この人、

  「車は保存用と使う様と2代持つべきですよね」

  「アニメも漫画も好きです。けいおん!大好きです」

  「ギター6本とベース3本とアンプ持ってます」などなど、オタク&金持ちなセリフが多い(でも住んでるのはアパートらしい)変わった先生。


「勉強しなくて大丈夫ですか?」と聞いてきたけれど

「大丈夫ですよー。一応成績いいほうですし」まあ、勉強時間的にはピンチだがな


「ちなみにどれぐらいなんですか?こっそり教えて下さい」まあ、理科の先生は知ってるしいいか。耳元でこそっと


「最高順位は1位です」


「えええー」やっぱり驚かれた


「U高校入ったらどうですかー。まあ、行きたい高校があるならいいですけど」U高校はこの先生の母校で、SSH&偏差値県内TOP10の名門高校だ。


 U高校は遠いからあんまし行く気ないんだよな






 5月12日


 今日は中間テスト1日目。行きたくない

 もう一つ行きたくない原因はマコト。


 数日前から調子が悪かったがとうとう鼻水ズビズビ・咳ゴホゴホ状態になったので今日はお休み。


 本人は


「僕そんなにかぜ引かないのにね〜」

なんて言っていたけれど、それは嘘だ。我が家の風邪ひきやすいランキングを作ったら


 1位 ヒカルとマコト

 2位 ノゾム

 3位 トモハとお母さん

 4位 お父さん になるからな




 テストはなんとか終わった。


 今日はイオと一緒に帰る。

 弟の部活のことやテストのことなんかを話しつつ、ノロノロ歩く。今日1個確信したこと



 うちのクラスはオタク率がかなり高い



 アニメ、マンガ、小説などなど好きな人がかなり多い。イオはBL派、私は小説と10〜15年前のアニメ派

 なぜ10〜15年前かというと、図書館にある小説は少し古いものが多く、アニメ化しているのがそれくらい前だから。




 イオと別れて家に帰ると、毛布にくるまって映らなくなるしているマコトがいた。  

 一応耳鼻科に行って薬はもらってきたらしいが、まだまだ風邪な感じだ。


 結局毛布にくるまって寝てしまったマコト。

 汗だくになり熱を測ったら38.1℃。熱を出したら兄弟も登校禁止と学校から言われているので明日はノゾムも休みかな。




 夜、リビングで本を読みながらお父さんにグチる。内容はQ-Uというアンケートのこと。

 毎回結果が帰ってくるのだがとても鬱陶しい。なんか色々書いてあるのだが、その中のアドバイスみたいな欄に「友達とうまく付き合うためには」みたいなことが書いてある。

 たしかに、放課は一人のことが多いし、班を作ると余ることがあるけれど、友達いるし、一人が好きなだけだし、余計なお世話。


 ということをお父さんに言ったら


「なら、模範的な回答を記入してみるとか、ダメな子的な回答をするとかどうだ?」それはたのしそう


「でも、さすがにいじめがあるって嘘はつきたくないから、模範的な生徒の回答をかくわ」いじめがあるって書いて先生に心配されたくないからね







 5月13日


 今日もマコトは学校おやすみ。昨日マコトが発熱したので、一応ノゾムもおやすみ。

 そんな2人を羨ましく思いつつ私は今日もテスト。



 数学と社会を受けて、もうヘロヘロ…


 でもその後Q-Uを回答する

 先生には悪いけれど、昨日話したように「模範的な生徒」風の答えを記入。


 いつも「仲良しグループの中で中心的な存在ですか」という質問で迷う。これはグループを作っている陽キャにのみ通用する質問であって、ボッチ好きはどう回答すればいいのだろう。


 結局



「私1人のグループの中心的な存在」



 という理屈で「そう思う」にマークをする


 あとは私立高校からのプリントをたくさんもらって下校。




 夜、暇ならノゾムのチャレンジを手伝ってと言われる。


 割り算の筆算。やり方を覚えればすぐなのに全然覚えない。


「たてる、かける、引く、おろす、だよ」と教えても


「どうやってかけるんだっけ」3分前にやっただろ、それ

 1個覚えると1個忘れる感じ



 結局かなりヒントを出しつつ(半分くらい答えを教えた気もする)、6問+応用問題1問に40分かかった。

 応用問題が1番時間がかからなかったのはなぜなんだ…







 5月14日


 ヒカルが初朝練


 私は、起きたらいつもは新聞を読むけれど、今日はすぐにごはんの準備(昨日のあまりをチンしただけ)


 食べたらヒカルは着替えて

「いってきま~す」と部活へ


 私も着替えてダラダラしていると



 えっ、もう40分!?



 急いでカバンの用意をしていると


「どうしたの?そんな慌てて」お母さんがようやく起きてきた

「もう40分だよ。行ってきます!」自転車に乗ってピアノ教室へ

「いってらっしゃ~い」



 着くと、ドアが閉まっていて中も真っ暗。どういうこと?


 とりあえずお母さんに電話


「お母さん、ピアノ教室やってないんだけど、メールとか来てない?」


「ピアノって10時からだったよね…」



「「あ」」



 現在時刻は9:05。あと1時間ある

 2人揃って時間を間違えていた


「ヒカルが早かったから間違えちゃった」まさかの1時間違い


「どうすんの?1回帰ってくる?」どうしよう… あ!


「本屋行ってくるわ」

「はーい」プチッ




 というわけで、本屋へ。


 とりあえず女性エッセイの棚に行って立ち読み。


 ふととある背表紙が目に入った



 moroさんの「誹謗中傷犯に勝訴しました」



 moroさんの「自閉症くんは1年生」が小学校の図書館にあり、よく読んでいた。

 図書館には他にも「光るとともに…」が置いてあり、ヒカルやマコトが自閉症だと診断される前に自閉症について学習した思い出の本だ


 熱中しすぎて頭が痛くなったが、貪るように40分ほどで読んだ。私自身が投稿をしているから他人事ではない。買おうと思ったが財布の中身的に買えないので、諦めて児童書の棚へ



 目的の本が見つからない。10分探してもないので店員のお姉さんに探してもらう。


 持ってきてもらったのは「怪盗クイーン 楽園の名画を追え」


 私は、はやみね先生の大ファンなので金額に驚いたが購入。



財布はあとジャスト100円。ギリギリセーフ





 ピアノ教室に戻ってレッスンを受けたあと、今度は美容院へ。ここの美容師さんは話しかけてこないから気が楽


 髪をすいて整えてもらう間、雑誌を読む。いちごのお菓子が美味しそうだったけれど、高嶺の花だな。





 家に帰り、お昼を食べてダラダラしていると大事なことに気づいた


 ケーキ作ってないじゃん!

 明日は誕生日会の予定なのに。お母さんの許可を取ってケーキのスポンジ作り



 ココアが微妙に足りなかったり、茶こしを牛乳に突っ込むといったアクシデントはあったもののなんとか焼き始められた


 のんびりおやつを食べて焼き上がるのを待っていると



「ともちゃん、買い物行く?」


買い物か。ちょうど色々欲しいんだよね。でもケーキが…そうだ!


「お父さん、ケーキ頼める?」昔はお父さんと作ってたから作り方知ってるはず


「何すればいい?」


「今焼いてるからあとはレシピ見てよろしく」「ほーい」




 お母さんと2人で近所のドラッグストアへ。


 シャンプー、歯ブラシ、リップ、などなど色々かごに入れる。買うものを一通りかごに入れて…って



「このかご、うちのマイバックじゃん!」下手したら万引き扱いされる



 慌てて2人でお店のかごに入れ替え。通りすがりの人の視線が痛い


 レジに行って会計をすると1万超え。シャンプーとかガムとか高いのあったからな


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