自然戦士

江葉内斗

特別おまけ其の一 「自然戦士」重要専門語集 ~登場人物編~

 「自然戦士」は高校生作家志張間 内斗が連載しているファンタジー小説である。

 なので、オリジナルの設定や専門用語が多く出で来るので、読む人は混乱するかもしれない。

 そこで、勉強の休憩がてら専門用語の解説集を制作した。

 これを読めば、もっと「自然戦士」をわかりやすく読むことができるだろう。

 なお、ここでの情報はすべて、第二十四話「K・K・K」時点のものである。



 登場人物


・ユース・Aアルペジオ・ルーヴェ

 誕生日 四月十八日

 血液型 O型

 年齢 十六歳

 身長 156㎝

 体重 48㎏

 階級 私兵中隊長、ローマンド帝国陸軍予備役大尉

 好きなもの 家族 ギター 読書 甘い物


 本作の主人公。黒髪黒目。十年前のローマンド内戦で両親を失い、外国に亡命して、三年前にローマンドに戻ってきた。

 その際に何者かに記憶を封印され、逃げた先の国や、亡命の細かい経緯、また生まれも一切不明となっている。

 帰国後はミラニアの聖ミネルヴァ孤児院で暮らしていたが、十六歳で神託が下され、太陽戦士となって謎に包まれた怪物ギートと戦うことになる。

 いつも無表情で、特に目は怖い。だが表情が全くないわけではなく、甘い物を食べた時やその他うれしいことがあったときは笑っている。

 記憶をなくしたときの副作用か、思春期にあらあれるような複雑な感情を持たない。エリーに告白された時も、恋心を知らなかったがためにどのような対応をすればよいかわからなかった。

 戦闘では主に太陽剣を使う。想像力に長けており、基本技の「炎波えんぱ」でさえ一撃で子ギートを焼き払う威力がある。

 ちなみにほぼすべての主要人物は誰かの名前をもとにして名づけられているが、ユースは名前の由来はない。


・エリー・スチュアーテラート

 誕生日 六月三十日

 血液型 A型

 年齢 十六歳

 身長 156㎝

 体重 43㎏

 階級 ブリデラント王国王女、私兵小隊長

 好きなもの 紅茶 命令 権力


 本作のヒロイン1号。金髪ロング。目の色は青。ブリデラント王国の第一王女、王位継承者。

 父親は国王ヘンリーであり、幼少期から剣術、射撃、語学などの英才教育を受けてきた。

 十二歳で神託を受け、氷結戦士となる。

 ローマンドを視察に行っていたところ、ローマンド城内にてユースと出会う。

 初めは一方的にユースを嫌っていたが、ローマンド帝国近衛騎士団のロキから話を聞いたことで、ユースに自分を名前で呼ぶことを許可するなど、フレンドリーに接するようになる。

 オッティモモールで買い物中、護衛を付けずに歩いていたところを狙われて不良に襲われかけるが、ユースが一瞬でコテンパンにしたところでユースに惚れる。

 その後はナーサ救出作戦に協力するなど、ユースとともに行動することが増え、ブリデラント王室プライベートジェットハイジャック事件でまたしてもユースに助けられたことで完全に落ちた。

 巨乳。

 戦闘では露出が多い鎧をまとい、主に氷結銃を使う。並外れた動体視力と瞬発力で、動く敵にも確実に銃弾を当てる。

 名前の由来はイギリス女王エリザベス1世、17世紀のイギリス王室スチュアート朝。



・ジェームズ・Mマーク・グランハン

 誕生日 七月二十日

 血液型 AB型

 年齢 十六歳

 身長 171㎝

 体重 63㎏

 階級 アメリゴ合衆国国立研究所自然想像エネルギー研究室室長、私兵小隊長

 好きなもの 発明 ブラックコーヒー 女性



 ゲルマン系移民の父とアフロ系の母を持つ黒人。黒髪縮毛。目の色は青。

 人嫌いで、北極圏のアラベスク州で一人で研究を行っている。

 父は大手IT企業社長。

 十四歳で神託を受け、雷鳴戦士となる。

 頭脳明晰で、様々な製品を開発するが、女好き。

 エリーとは幼馴染であり、過去に様々な手段で(媚薬を飲ませようとする、催眠状態にするなど)エリーを手に入れようとするが、すべて拒絶されている。

 ユースに招待状を送り、ユースがエリーとともに研究所を訪れたところで初対面。

 今は出番は少ないが、謝肉祭カルネヴァーレで活躍予定。

 戦闘では主に雷鳴銃を使う。超長距離からの精密狙撃が得意。

 名前の由来はアメリカ合衆国の作曲家で「いざ立て戦人よ」の作者でもある、ジェームズ・マクグラナハン。



・ナーサ・Iイシス・ジャクソン

 誕生日 三月九日

 血液型 O型

 年齢 十五歳

 身長 157㎝

 体重 41㎏

 階級 なし

 好きなもの 家族 飛行機 天体観測 子供たちの笑顔



 本作のヒロイン2号。ユースの幼馴染で親友。髪の毛は水色でポニーテール。目の色は茶。

 髪の毛が水色なのは先天性の障害であり、誕生直後に孤児院に預けられた。

 そのため愛に飢えており、また両親のいない子供の気持ちが痛いほどわかる。

 ユースを良く気にかけており、弟のようにかわいがっている。

 ユースが神託を受け、孤児院を旅立っていった時も、ナーサはとても心配していた。

 のちにユースに助けられて、頼もしくなったユースを見て一安心する。

 ユースに積極的に距離を縮めてくるエリーを危険視している。

 料理が死ぬほど苦手である。

 名前の由来はNASA、ESA、JAXA。



・オクタヴィアヌス・クラウディウス

 誕生日 十一月二日

 血液型 AB型

 年齢 三十六歳

 身長 174㎝

 体重 60㎏

 階級 ローマンド帝国皇帝、私兵師団長、ローマンド帝国陸軍退役大将、太陽王

 好きなもの 遺跡 剣闘士ショー



 ローマンド帝国初代皇帝。

 ローマンド最大の政治家、カエサルの養子。銀髪黒目。

 十五歳の時に太陽戦士になった。

 世界最強の男性太陽戦士「太陽王」の称号を持つ。

 養父カエサルが殺害されたのち、跡目争い(ローマンド内戦)を制してローマンド帝国を建国、初代皇帝になる。

 老人のような見た目をして、言葉遣いも老人のようだが、実年齢は三十六歳である。

 名前の由来はローマ帝国初代皇帝アウグストゥス(本名ガイウス・ユリウス・カエサル・オクタヴィアヌス)。



・ヘンリー・スチュアーテラート

 誕生日 八月三十一日

 血液型 A型

 年齢 三十六歳

 身長 181㎝

 体重 72㎏

 階級 ブリデラント王国国王、私兵師団長、氷結王

 好きなもの 紅茶 娘



 ブリデラント王国67代国王。金髪青目。

 十四歳の時に氷結戦士となり、二十六歳という史上最年少で最強の男性氷結戦士「氷結王」の称号を獲得する。

 娘・エリーを溺愛しており、エリーが外に出るときは護衛を十人つけている。

 ちなみにオクタヴィアヌスとは友達。

 名前の由来はイギリス国王でエリザベス一世の父親ヘンリ8世、17世紀のイギリス王室スチュアート朝。

 ちなみにエリーのモデルとなったエリザベス一世、そして父親のヘンリ8世は、スチュアート朝ではなくテューダー朝である。



・ロキ・Fフランク・ワイルド

 誕生日 十二月二十三日

 血液型 B型

 年齢 二十八歳

 身長 179㎝

 体重 77㎏

 階級 ローマンド帝国陸軍中佐、近衛師団第十一大隊隊長

 好きなもの 誰かを守ること 任務を遂行すること



 第一話にてユースに神託を伝えた騎士。白髪赤目。

 常に他人には敬語を使う。

 ローマンド帝国軍の中でも選りすぐりのエリート集団・近衛師団の第十一大隊隊長で、自然戦士を除いて「ローマンド一の槍使い」と呼ばれる腕の持ち主であり、部下からも信頼を寄せられている。

 ちなみに出身はブリデラントでエリーとは第一話よりも前から面識がある。彼がブリデラント出身であることが後々生きてくるので、読者の皆は覚えておくように。

 名前の由来はイギリスの船乗りで冒険家のフランク・ワイルド。



・ソフィア・モンタニーニャ

 誕生日 九月四日

 血液型 B型

 年齢 十四歳

 身長 141㎝

 体重 35㎏

 階級 なし

 好きなもの 家族 料理 お世話



 ユース、ナーサを除いて孤児院最年長の少女。髪はセミロングで茶髪青目。

 十四歳ながら大人相応の知識と落ち着きを持っており、ナーサと共に子供たちのまとめ役を担う。

 普段はナーサが働きに出ているため、ソフィアは家事を担当する。

 そのため、料理のみならず家事全般を苦手とするナーサと対照的に、ソフィアは家事全般が得意である。

 しっかり者で、子供たちからは姉として信頼されているが、本人曰く、一番手のかかるのはナーサ、ついでユースらしい。

 しかし、ユースのことは本気で慕っている。



・カタリナ・オリーヴェ

 誕生日 三月九日

 血液型 A型

 年齢 四十二歳

 身長 163㎝

 体重 71㎏

 階級 ローマンド皇室専属料理人、ローマンド城給仕長、ローマンド城食糧管理官

 好きなもの 料理 食べること



 第十五話に登場したローマンド城食堂のコック。

 すぐに人のプライベートに土足で踏み込むような図太さを持ち、またユースに対しては特にちょっかいをかけるため、ユースにはかなり嫌われている。

 しかし、ローマンド城の食糧管理を一任されており、数いる料理人の中でもトップクラスの宮廷料理人であり、料理の腕はもちろん抜群である。

 皇帝オクタヴィアヌスの食事もカタリナが作っており、実はローマンドの国政に携わっているとかいないとか。



 以上で第二十四話までの主要人物の解説は終わりだ。

 次回は、人物以外の固有名詞について話していこうと思う。

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