【Ex- 130】素敵な再会のための「繋がり作品」ピックアップ
「あら、おねえさま、ご機嫌よう。お早いですわね」
「生徒会の会議が病欠だらけで見送りになったのよ。それよりどうしたの、またこんなに部室の机を印刷物でいっぱいにして」
「匿名コンが昨日〆切になったでしょう。全ての作品が出揃ったところで、改めて『繋がり作品』をピックアップしていましたの。リンクしている作品の片方しかお読みになっていない方がいたら勿体ないですもの」
「あなたもマメね……。まあ、そんなあなたの気質のおかげで先日の地区予選は突破できたんだから、プリンタの私的利用は大目に見ましょうか」
「うふふ、おねえさまと全国に出場できることになって嬉しいですわ」
「だから、『おねえさま』はおよしなさいって」
「そういえば、【GL要素あり】の作品があれ以来増えなかったことだけが心残りですわ」
「あなたがヘンなノリ見せつけるからじゃないの。それで、これが繋がり作品のリスト?」
「ええ。後続側の作品の公開順、つまり、皆さんがそのリンクを認識したのが早い順で並べてありますわ」
【No. 026】上野発カシオペア~2つの再会~
【No. 027】上野発カシオペア~思い出~
「初日にダブル公開されたリンク作品ですわ。ミステリの事件編と解決編としても楽しめますの」
「単独の作品として見ても、それぞれ異なる面白さがあって良かったわね」
【No. 021】さいしょのおつかい、さいかわいちかさんさんさいのかい
【No. 054】オチャノコ再会SP[再](終)「必見!最カワアイドル彩川イチカ、デビュー前マル秘映像!!再会相手は意外なあの人?」
「21で描かれた子供時代の「おつかい」を、後にアイドルになったイチカちゃんが54の番組内で振り返るという趣向でしたわ」
「ひらがなオンリーの21の内容を改めて漢字で味わえる、一粒で二度美味しい仕掛けだったわね」
【No. 065】復讐のローサ・クルエンタ 第Ⅶ章・令和JK編
【No. 098】天国の咲楽へ
「前回も触れましたけれど、65で描写されたローサさんの過去と現在のミッシングリンクを埋めるのが98ですわ」
「あの口調と夢に行き着く過程がわかってエモかったわね」
【No. 090】「サイカイ」を取り戻せ!
【No. 105】「新匿名短編コンテスト再会編」以外を取り戻せ!
【No. 155】爆笑!彩花ちゃんのAI執筆会 feat. AIのべりすと
「いわゆる
「一部の字が使えない90と、大半の字が使えない105。趣向を変えたリポグラムに驚かされたわ」
「そして、後でまた触れますけど、彩花さんはさらに別の作品にも出演していますの。155ではそのことにも触れられていますわ」
『あの作品と再会したい! キャッチコピーから探す匿名コン参加作品』シリーズ
【No. 110】
【No. 113】
【No. 118】
【No. 142】
【No. 154】
【No. 165】
「言わずと知れたキャッチコピーマラソンですわ。エキシビジョンでの完走も楽しみ」
「どのコピーも内容のみならず作風まで的確に捉えていて、ネタバレにも配慮されている……素晴らしい仕事だったわね。
【No. 071】三年S組 板野先生
【No. 124】三年S組 板野先生 やらないつもりが結局やる追試
「言うなれば出題編と回答編、そしてさらなる出題もありましたわ」
「71の答えをちゃんと124で示してくれるなんて、ベニヤの割には優しかったわね」
【No. 133】龍神様への捧げ物
【No. 134】シン・モジラ ―特謎単変生物混成対応班―
「真面目な文体で真面目なお話をやった133の直後に、それをネタにして134で遊び倒すという凄まじい趣向でしたわ」
「落差に頭がキーンてなったわよ。それで、この134に
「ええ。リポグラム位相空間が……とか真面目に語りだすのが
【No. 019】あのカレーライスをもう一度
【No. 135】一年ぶりの再会
「作中で明言はされてないですけど、きっと同じ家族でしょう。違ったらごめんなさい」
「大事な人がいなくなっても続いていく日常。じーんとくるわね……」
【No. 117】2019/9/22
【No. 137】ハリボテ信仰の裏側
「魔界という言葉も共通しているし、きっと同じ世界のお話ですわね」
「ハードボイルドな空気が素敵なシリーズだわ」
【No. 009】束の魔の邂逅
【No. 144】はじめまして、からはじめよう
「使い魔トランシェンのシリーズ。
「公開時期も離れてるから、懐かしく感じた人も多いでしょうね」
【No. 077】メリーさんダイスk
【No. 156】人生はダイスの目のように
「ほっこりメリーさんシリーズ。わたくしも名前を呼んでもらいたいですわ」
「メリーさんファンは、156のタイトルを見た時点で『あっ、これは?』って思ったでしょうね」
【No. 051】魔法少女・ブルーム・アゲイン
【No. 168】胸の炎は何度でも
「51自体は魔法少女の世代交代物として成立してるのですけど、168ではそれを作中作として扱って現実のアイドルの話に繋げていましたわ」
「メタ的にも久々の再会って感じだったわね」
【No. 139】短篇小説はこうして創られる。
【No. 170】サービスエリア
「語りの内容からしてまず同じ作者さんでしょう。139でのネタ出しを経て、実際出来上がった短編が170ですわね」
「地域の情景がリアルに描写されていて素敵な作品だわ」
【No. 159】結依が夢に出てきた
【No. 176】ハッピーエンドは自らの手で
「これはもう『読んで!』としか言いようがないですわ。どう説明してもネタバレになりますもの」
「159で描かれた執念みたいなものが、176で昇華されているのよね」
「以上、駆け足で語ってみましたわ。見落としがあったらごめんなさいね」
「あなたにしてはいい仕事をしたじゃない。これを機に多くの繋がり作品と再会してもらえたら嬉しいわね」
「わたくし達も繋がっちゃいます? おねえさま」
「やめなさいって。わたし達の正体を知ってる人が見たら苦笑いするじゃない」
「ではではっ、読者の皆様、またいつかどこかでお会いしましょう!」
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