ねえお姉様、あの男が淫靡な視線を私に向けているのですが。
星色輝吏っ💤
学校がんばるぞい
ついに明日から学校!
ぐぉぉ!
……でも大丈夫かな。
緊張するな。
人見知りだし。
コミュ障だし。
「ねえ」って話しかけられても一瞬固まっちゃうんだよね。
誰に話しかけられたのか一回考えなきゃいけないし。
もし名前で呼ばれても、自分の名前が本当にあってるかどうか確かめちゃう。
もう何年も使ってきた名前なのに。
間違えるはずはないのに。
……はぁ。
きっと大丈夫なんだろうな、とは思うけど、その『きっと』が『必ず』じゃないのが怖い。
何でも恐怖を感じてしまう。
お化けだって怖いし、ジェットコースターだって怖いけど、それよりも自分の心に残り続ける不安の方が、よっぽど怖い。
どうにか紛らわすことが難しい。
やっぱり心が弱いのかな。
悪口言われるとすぐ傷つくし、メンタル弱いのかな。
……はぁ…………。
なんにもなくても、自然とため息が漏れてきちゃう。
もう本当に、学校なんて行く必要あるのかな。
いや確かに勉強は必要だと思うし、友達と話すのが楽しくないわけじゃない。むしろ人間関係を築くうえでも大切だと思う。
でも…………こんなに恐怖を感じてまで、行くべき場所なのかな。
分からないけど……。
きっと『行きたくない』って心の中で思っても、結局何も変わらないんだよね。
何も変わらないから、今こうやって考えていることが、無駄になっているように思えるかもしれないけど……でも。
普段はビビりだからこそ、ポジティブに考えないと生きていけない。
私はいつもポジティブシンキング!
だから私は……無駄なことなんてない説を全力で提唱する。
何をしたって結果的に自分の成長につながり、無駄のように見えたものが『いつか』無駄じゃなくなるかもしれない。
『きっと』で恐怖を感じたとしても、『いつか』で夢を見ることはできる。
だから私は今日も笑顔!!!
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