ペールムーンがゆれている

あなたはきっと

まどろむ夢のなか


今ごろだれの

影を抱いてるの


おぼろ月夜の

ペールブルーにつつまれて


だれの心に

寄り添って


だれにおやすみ

いうのだろう


そうね

わたし

ずっと嘘をついてたよ


なんでもないふりして


ペールムーンがゆれている

ほのかに霞んで


眠れない夜に

ひとりバルコニーで


風にあたって

あなたを想う


おぼろ月夜の

ペールブルーに照らされて


あなたの寝息に

鼓動をあわせて


その手に触れたい

……あなたの


そうだ

きっと

わたしさみしいんだね


気づかないふりして


でもいつも

淡く色づいて

心に浮かぶのは……


ペールムーンがゆれている

柔らかに輝いて


ペールムーンがゆれている

潤んだ瞳のなかで

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