心に月が浮かんだら

窓を開けると

湿った風に包まれて

都会の街には

砂子のように

地上の星は輝いていて

でも空は

戻り梅雨のような雲に覆われて

楽しみにしていた

月も見えない


なんだかちょっぴり

さみしくて

なんだか少し

センチメンタルになって

なんだかあなたの

声が聞きたくて

スーパームーンに

お願いしたくて、でも

やっぱり月は見えない

そんな夜に


あなたのくれた

月のポエム

なんだか心に

月が

浮かんだ気がして

心の月に

照らされた気がして


なんだか少し

優しい気持ちになって

なんだか傍に

あなたがいてくれる気がして


今夜がもう少し

続けばいいなって


そう思った


心に浮かんだ

月が沈むまで


あなたと同じ月を

きっと見ている


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る